映画『笑顔の向こうに』で高杉真宙演じる歯科技工士ってどんな仕事?

笑顔の向こうに 映画
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ドラマ「PICU小児集中治療室」で人気がバク上がりした「高杉真宙」くん。研修医姿もぴったりで主演の吉沢亮さんとともにファンを大いに泣かせました。

実は遡ること2019年、日本歯科医師会製作の映画『笑顔の向こうに』でも、イケメン歯科技工士役として主役を演じているんですよ!

今回は、映画『笑顔の向こうに』のキャストやあらすじ、また映画が見られるおすすめの動画配信サービスについて紹介しています。

真宙ファンの方、歯科関係の方、目の保養をしたい方におすすめの映画です。ぜひ最後までごらんください。

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歯科技工士とは

歯科技工士ってどんな仕事をするの?

歯科技工士は、歯科医師の指示に従って入れ歯や歯の被せ物、詰め物、矯正装置などを作成したり、修理をする仕事です。

人間は、咀嚼(噛み砕くこと)、嚥下(飲み込むこと)、呼吸、発音、感覚、姿勢維持、身体運動能力、そして見た目の美しさも生活の質に大きく関係し、人生の満足度にまで影響を及ぼすといっても過言ではありません。

歯科技工士の仕事は、こうした歯科医療を支え、人々の健康と幸福に貢献できる仕事といえるでしょう。

参考:日本歯科技工士会

歯科衛生士との違いは?

「歯科技工士」が患者さんの歯を補う人工物を作る仕事であるのに対し、「歯科衛生士」は、主に歯科医院で働き、歯科医師の診療を補助したり、虫歯や歯周病予防のための口腔ケアや歯みがき指導なども行います。

「歯科技工士」は歯科技工士法、「歯科衛生士」は歯科衛生士法に基づいた国家資格で、連携して患者さんのために歯科医療を行うチームであることに変わりはありません。

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『笑顔の向こうに』

公開日2019年2月15日
監督榎本二郎
脚本川崎龍太
原案・製作総指揮瀬古口精良
監修8020運動30周年記念事業映画製作チーム
ロケ地明海大学歯学部PDI浦安歯科診療所
ケン・デンタリックス株式会社
江ノ島
受賞歴2018年モナコ国際映画祭最優秀作品賞
助演男優賞受賞(丹古母鬼馬二)
製作日本歯科医師会

主題歌

HANDSIGN「ふたりのサイン」(ユニバーサルミュージック)

サビがすごく良くてずっと鼻歌歌ってました…

♫「一人は そう 一番のサイン 二人は そう 笑顔のサイン…」

キャスト

笑顔の向こうに
役名キャスト役柄
五十嵐大地(いがらしだいち)高杉真宙ケン・デンタリクスの歯科技工士。腕はいいが少々過信している傾向がある
鈴原真夏(すずはらまなつ)安田聖愛山田デンタルクリニックの新人歯科衛生士。大地の幼なじみ
ふかざわゆき西方凌山田デンタルクリニックの歯科衛生士で何かと真夏を気にかけてくれる先輩。産休中
山田まさみち木村祐一山田デンタルクリニック院長
村越先生辻本弘樹山田デンタルクリニック歯科医。訪問診療もしている
五十嵐池田鉄洋大地の父。石川県金沢で五十嵐歯科技工所を経営している
五十嵐歌織(いがらしかおり)佐藤藍子大地の母
大地の祖母松原智恵子がんで余命半年と宣告されている
まじま所長阿部祐二ケン・デンタリクス所長。大地を応援している
山川先生秋吉久美子国際歯科大学教授。大地の腕の良さを聞きつけスカウトにやってくる
タクシー運転手太平サブロー山田デンタルクリニックの患者。定期的にホワイトニングに通っている
女子高生山田デンタルクリニックの患者。小顔になりたいから親知らずを抜いて欲しいと訴える
ふじわらいさお丹古母鬼馬二山田デンタルクリニックの患者。高齢で寝たきりだったが、大地の作った入れ歯のおかげで食べる楽しさを思い出し、歩けるまでに回復した
ふじわら藤田朋子いさおの娘。いさおを介護している
ふじわらいさおの主治医中山秀征(特別出演)いさおの回復力に驚いている

あらすじ

歯科技工士として働いている大地(高杉真宙)は、ある日納品に行った「山田クリニック」で、幼なじみの真夏(安田聖愛)と再会する。

山田クリニックでは、大地のことを「王子」と呼んでチヤホヤしていたが、幼いころに大地にからかわれた記憶のある真夏にとって大地の存在は目の上のたんこぶ。おまけに真夏は歯科衛生士として勤め始めたばかりで失敗続きの連続。そんな姿を大地には見られたくなかったのだ。

ある日真夏は、歯科医師の村越先生(辻本弘樹)に付き添い訪問看護に行くことに。患者は寝たきりのフジワライサオ(丹古母鬼馬二)さん。やわらかい介護食ばかり食べているため、誤飲性肺炎の予防のため口腔ケアを受けているという。

村越先生は、介護をしている娘(藤田朋子)に「お父さんに入れ歯を作ってあげたらどうか」と提案する。入れ歯にして自分でしっかり噛んで食べることは、認知症の予防にもなるし腸内環境の改善にもなるからだ。

娘はその話を聞いて父親の入れ歯を作ることを決心し、その入れ歯を大地が担当することになった。さすがの大地も入れ歯は初めてだったため戸惑ったものの、見た目のきれいな入れ歯がほどなく完成。

ところが実際に装着しようとすると噛み合わせが悪く痛いばかりで、イサオさんは大激怒。山田院長からは「患者の口に入る物という自覚が足りない。少し独りよがりになってるな…」と釘をさされる始末だ。

さすがの大地も落ち込み、歯科技工士として初めての挫折を味わっていた。上司からの励ましもプレッシャーにしか感じられず悶々とした日々。

そんな中、真夏はイサオの入れ歯が合わない原因として、右ばかりで噛む癖があることを知り、イサオの好きな食べ物やこれまでの食生活などを書いたノートを大地に渡す。

先輩技工士からも「噛み癖は人によって違うから難しい。その人の体形や食生活を知って作らないと……。大事なのは思いやりだよ」と言われ、真夏のノートを元に再度納品。

今度はぴったりと合い、その入れ歯で何でも好きなものが食べられるようになったイサオは、歩けるまでに回復。大地も少しづつ自信を取り戻していくのだった。

数日後、金沢の実家から、祖母(松原智恵子)が癌で余命半年だという連絡を受ける。祖母が以前、見合い話を口実にやってきたのは、大地の父親である息子(池田鉄洋)の手がなかなか回復しないのを案じ、最後の力を振り絞って大地を金沢に戻るように説得しにきたのだと悟る。

祖母の本当の気持ちを知った大地は、父親の技工所を継ぐことを決心する。「技工士にとって一番大事なことはまだわかっていないかもしれないが、自分に足りないものはわかった。五十嵐歯科技工所を継がせてほしい」と言いう大地に対し、父の答えは「勝手にしろ」。

いよいよ金沢に帰る日。電車のホームに見送りにきた真夏に大地がとった行動は・・。

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『笑顔の向こうに』はどこで見られる?

映画『笑顔の向こうに』は下記の動画配信サービスで視聴することができます。

その中でも私がおすすめするのはFOD。なぜなら「PICU小児集中治療室」も見られるからです。FODには「お試し期間」がありませんが、月額975円なのでNetflixと変わらないですよね。

最後に

笑顔の向こうに

何を隠そう私も歯医者が大嫌い。世の中で3本の指に入るほど苦手な場所です。嫌いというか怖いんですよね。年甲斐もなく。

でも先生が真宙くんのようにイケメン歯科医だったら行ける?いやいや、大口開けてるアホ顔をイケメン王子に見られるなんて恥ずかしすぎる。

と冗談はさておき、「笑顔の向こうに」は、歯科医療を通じて人々の笑顔を取り戻す物語です。歯科技工士という仕事はある意味、縁の下の力持ちですが、なくてはならない存在でもあります。

この作品では、歯科医療を影で支えている技師さんたちの存在や苦悩、またその成長ぶりを描いたヒューマンドラマとして楽しめる内容になっています。劇中歌や江ノ島でのデートシーンも見どころ。

また、歯の健康について考えるきっかけにもなる作品です。ぜひ一度、イケメン王子の仕事ぶりをご覧ください。

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