生田斗真&瑛太の医療ドラマ「ヴォイス~命なき者の声~」あらすじ

ヴォイス-命なき者の声- ドラマ
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法医学ゼミで知り合った5人の医学生が人の死と向き合いながら成長する姿を描いた、ドラマ「ヴォイス~命なき者の声~」。

法医学というと「ヒポクラテスの誓い」のように医学色の強い作品もありますが、「ヴォイス~命なき者の声~」は5人の若者たちが、死者をとりまく情報を組み合わせて死因を解明する、いわば謎解きゲームのような面白さがあります。

また5人の医学生に瑛太・生田斗真・石原さとみ・遠藤雄弥(当時D-BOYS)・佐藤智仁(現・佐藤祐基)ら人気キャストを起用。

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「ヴォイス~命なき者の声~」

引用:FOD
放送日2009年1月12日 – 3月23日
月曜 21:00 – 21:54
脚本金子茂樹
演出成田岳
松山博昭
石井祐介
音楽吉川慶、Audio Highs
プロデュース瀧山麻土香、東康之
制作著作フジテレビ
医療監修高木徹也
取材協力山崎 昭(法医学鑑定研究所株式会社)
菊池由宣(東邦大学医療センター大森病院)
ロケ地一橋大学国立キャンパス
日野市立病院
一橋大学昭島病院

主題歌

GReeeeN「刹那」(NAYUTAWAVE RECORDS)

※PVのため作品内容とは無関係です

当時は、GReeeeNがヒット曲を連発していましたが、その中でもメロディーとともに歌詞がグッとくる一曲でした。

♫「きっと僕らは輝きたくて生きる意味を探してた 負けないように枯れないように強く願い生きてく…」

キャスト

5人の医学生

加地大己(23)瑛太(小学生時代:加藤清史郎)

東凛大学医学部4年生。本当は希望どおり「心臓外科学ゼミ」に合格していたが、教授の佐川(時任三郎)に「法医学に向いている」と見込まれ、合格通知を勝手に「法医学ゼミ」に張り替えられていた。

すき焼きと親子丼が嫌いで、「親子なら親(鶏肉)が子(玉子)を包むのが普通なのに、なぜ子が親を包むのか」など妙に理屈っぽい。

幼少の頃に佐川教授に出合っているが本人は全く気づいていない。

石末亮介(23)/生田斗真

東凛大学医学部4年生。父親は大病院の院長で跡を継ぐことになっている。元は別のゼミに入ることを父親と約束していたが、父親への反発心と、生きている人間に接する必要のない「法医学ゼミ」を選んだ。

久保秋佳奈子(22)/石原さとみ(小学生時代:山田夏海)

東凛大学医学部4年生。「久保秋」という苗字から仲間には「アキ」と呼ばれている。医学部一の才女で「脳神経外科学ゼミ」からのスカウトを断った経緯がある。

法医学を目指したきっかけは、「心臓発作で死んだ」という母の足にあった痣がずっと気になっていて、死因を究明したいと思ったから。この謎は3話で明かされる。

桐畑哲平(22)/遠藤雄弥

東凛大学医学部4年生。実家は歯科医。気弱でお人好しのため、現場に行くと必ず死体と同じ格好をさせられたり何かにつけていじられる役回り。

「法医学ゼミ」に入った理由は、監察医が描かれた海外ドラマを見て感動したから。

羽井彰(25)/佐藤智仁(現・佐藤祐基)

東凛大学医学部4年生でゼミ生の中では最年長。元ヤンキーの割には解剖のときによく気絶して仲間に介抱されている。

法医学を志たきっかけは、自分が元ヤンだった頃、手を上げていないにもかかわらず相手が死亡してしまったため犯人扱いされたが、司法解剖により持病で死亡したことが判明し自分の潔白が証明されたから。

料理が得意で母(濱田マリ)も沖縄料理店を経営している。

その他キャスト

役名キャスト役柄
佐川文彦(55)時任三郎東凛大学法医学教室教授。温和で温厚な性格。中国茶が好き
夏井川玲子(30)矢田亜希子東凛大学法医学教室助教。冷静沈着でクール。ゼミ生が何人残るか教授と賭けている
蕉木誠(55)泉谷しげる東凛大学法医学教室の臨床検査技師。常にヘッドフォンを大音量にしてPerfumeなどのテクノ系を聴いている
石末貴之(55)名高達男亮介の父親で石末総合病院院長
大和田敏(35)山崎樹範南府中署刑事
羽井鳳子(42)濱田マリ彰の母。沖縄家庭料理店「ちゅらちゃん」を営んでいる
( )内は年齢

あらすじ(ネタバレあり)

第1話 失われた命を救う医学

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建設現場の前で、市原良平(モロ師岡)変死体が発見される。額が陥没し、鼻骨・鎖骨・頸椎・両腕の尺骨が骨折していた。

謎:尺骨(腕の内側の骨)が左右とも骨折しているということは、手のひらを上に向けて、あたかも上から何かが落下してきたのを受け止めようとした形跡がある。また、遺体の側にはまるで雑草のような花が手向けられていた。

骨折の部位に違和感を持った大己(瑛太)たちはその謎を突き止めるべく、市原の元妻、秀子(美保純)に話を聞きに行く。秀子の話では、二人の間には息子がいたが、ある事情で幼い頃に亡くしているという。

遺体はなぜ両手を上に向けて亡くなっていたのか?

第2話 卵を持って感電した男

道の真ん中で佐野秀一(坂田聡)がコンビニで買ったと思われる玉子を1パック持って倒れていた。検視の結果、感電死と判明。ただし何で感電したかは不明だ。

口には白い粉のようなものが付着しており、検査の結果、牛乳の成分だとわかる。

大己と亮介(生田斗真)は秀一の妻・忍(鶴田真由)に話を聞く。忍は看護師で秀一のリハビリを担当した縁で知り合い映画がきっかけで結婚したという。二人の好きな映画は「クレイマー・クレイマー」。

秀一は元アメフト選手で怪我のために引退したあとはフリーター同然の生活だったらしい。忍の話では、秀一が亡くなった日、いつものようにゲームばかりしている姿を見て、つい「私たち何のために一緒になったの…」と口走ってしまったことを後悔している様子だった。

遺体はなぜ玉子を持って亡くなっていたのか?感電の原因はなにか?

第3話 15年前の母の死因は

佳奈子(石原さとみ)らはタクシー車内で突然死した女性の解剖に立ち会った。年齢は40才で職業はピアノ教師。その遺体を見た佳菜子は愕然とする。遺体の足にあった帯状のアザが、心臓発作で亡くなった母親、雪子(片平なぎさ)の足にあった痣とそっくりだったからだ。

佐川(時任三郎)の見立てでは死因が、事故などで身体が長時間圧迫された後に急に開放されることで引き起こる症候「クラッシュシンドローム」ではないかという。

大己(瑛太)たちは母親の死因に納得できずにいる佳奈子の心情を察し、雪子の死因を調べ直すために、雪子が勤めていた君島製作所に出向く。そこで雪子のかつての同僚だったジン(平泉成)と八木(勝村政信)から話を聞くことができたが、八木の態度がよそよそしいことに疑問を抱く。

母は職場で何があったのか。痣と死の因果関係は?

第4話 解剖台の上の親友

解剖室に運ばれた若い男性を見て、亮介(生田斗真)は目を疑った。その遺体は、亮介の高校の同級生で山倉医科大学4年の五十嵐富士夫(田中圭)だったからだ。

刑事の大和田(山崎樹範)の話では、遺体発見現場である富士夫の部屋には大麻の吸殻、卒業アルバム、シーフードピザ、ジュースに浸かった携帯電話が残されていたという。

解剖の結果、死因は「窒息死」。亮介は富士夫の死因が大麻や暴行によるものではなく「窒息死」であったことにホッとするも、それならなおさら現場の状況に疑問が残る。

そんな中、大麻の主犯格と噂され逃走していた高沢(細田よしひこ)が大麻取締法違反の疑いで逮捕される。高沢の話では、富士夫を殴ったことは事実だが窒息については知らないと否定。

後日、臨床検査技師の蕪木(泉谷しげる)の調べで、富士夫にアナフィラキシーショックという急性アレルギー反応があったことがわかった。

富士夫は何に対してアレルギーを起こしたのか?

第5話 見えないスクープ写真

大己(瑛太)らはフリーカメラマン・岡原浩介(吹越満)の解剖に立ち会う。岡原はゴシップ誌専門のカメラマンだが、遺体があったのは民家のニワトリ小屋の前だった。

彼が所持していたカメラに残されたフィルムを現像したところ、ほとんどが有名人の不倫現場を押さえたスクープ写真だったが、中に1枚だけ「麺つゆの瓶」の写真があったという。

解剖の結果、死因は「肺動脈血栓塞栓症」、いわゆる「エコノミークラス症候群」と判明。

岡原の元妻・朋枝(芳本美代子)の話では、岡原とは3年前に離婚したが、8歳になる息子・実(小林海人)に会いたいと言われ、半年ほど前に一度会ったという。

後日ゼミ生5人は、岡原が借りていた事務所を訪ねる。そこで彼らが見たものは「餃子、ルービックキューブ、観覧車、りんご」など、ゴシップとはかけ離れた写真だった。

カメラマンが、ニワトリ小屋の前でエコノミークラス症候群にかかったのはなぜ? 「餃子、ルービックキューブ、観覧車、りんご」を撮影した理由は?

第6話 予期された入院患者

ゼミ生5人は、今回検証するのが遺体ではなく生きている人間だと聞かされ動揺する。その人間は、亮介(生田斗真)の父親・貴之(名高達男)が経営する病院の入院している、中学生の相馬朋子(志田未来)。

朋子は幼いころ両親と死別し、今は薬科大学に通っている兄の泰人(石田卓也)と二人暮らし。

彼女は、他人の関心を得ようとするあまり偽の症状を作り出し、通院や入院を繰り返す「ミュンヒハウゼン症候群」の疑いがあるという。なぜなら朋子は、半年前から「偽膜性大腸炎」にかかり度々通院しているが、処方された薬を飲んでいるはずなのに症状が悪化しているからだ。

その後の調べで、血中に偽膜性大腸炎を誘発するという「ペニシリン」が発見される。とはいえ、中学生の朋子がペニシリンを入手できるはずはない。大己(瑛太)たちは、誰かが故意に飲ませているのではないかと疑う。

ペニシリンはどこから入手したのか?

第7話 命がけのタイムセール

60代の女性が買い物帰りに路上で謎の死を遂げる。脇腹にはころんだ時に出来たと思われる傷があった。大己(瑛太)と彰(佐藤智仁)は、夏井川玲子(矢田亜希子)から、今回は見学ではなく実際の解剖作業に参加するように指示される。

ところが解剖直前で野間口静代の夫・功(石橋蓮司)が「解剖を止めろ!」と怒鳴り込んできたため解剖は中止。遺族の希望だから仕方がないとはいえ、死因を究明しないことにゼミ生たちは納得がいかない。

佳奈子(石原さとみ)は自分の母親の死が解剖によって明らかになったことを話し、功(石橋蓮司)を説得するが聞く耳を持たない。

あきらめきれない佳奈子たちは、静代が通っていたダンス教室に話を聞くことに。そこでわかったのは、静代は最近はダンスをするわけではなく椅子にすわって様子を眺めるだけだったという。おまけに最近犬を飼ったものの本当は犬が嫌いだという。

静代はなぜ嫌いな犬を飼い始めたのか?

第8話 決して消せない炎

東凛大学の解剖室に、火災現場で死亡した今成卓見(平田満)が運び込まれる。卓見は警備員で、発見当時、火災が起こった家の子供の遺体を抱えていたという。

解剖の結果死因は子供と同じ「一酸化炭素中毒」。同時に今成が肝炎を患っていたことがわかる。

そんな中、亮介とともに解剖作業をしていた哲平(遠藤雄弥)は、今成の肝臓を実験室に運ぶ途中に肝臓が入ったシャーレを落としてしまう。おまけに割れたシャーレを拾いながら指を怪我してしまったのだ。

佐川の応急処置で事なきを得たものの、感染の可能性がある哲平はしばらく入院することになったが、その後の調べで今成がB型肝炎だったことがわかる。もし哲平が感染していたらと思うと、大己(瑛太)たちは気が気でない。

一方、警備員だった今成が、少し前まで科学警察研究所の火事を専門に分析する仕事をしていたと聞かされる。火災のプロだった人が火災現場で亡くなることに疑問を抱く大己は、何か重大なことを見落としているような気がしていた。

今成はなぜ子供の遺体を抱っこして亡くなっていたのか?

第9話 雨を読めた男の死

ビルの窓拭き清掃を経営する宇野(平賀雅臣)の遺体が運ばれる。初見では作業時にビルから落下したと思われたが、つけていた命綱に不具合はなかった。ゼミ生たちは解剖後、遺体発見現場へ赴く。

そこで大己(瑛太)は高層ビルの窓に一部吹き残しがあるのを発見。佳奈子(石原さとみ)と一緒に宇野の妻、真由美(中島ひろ子)に話を聞きに行くことに。

そこでわかったのは、宇野が多額の負債を抱えながらも人望の厚い人間だったことと、宇野の妻・真由美(中島ひろ子)が、借金返済のために早く保険金が下りて欲しそうなそぶりをしていたことだった。

ただしその後の調べで、宇野が仕事前に「ベンゾジアペジン」という睡眠薬を服用していたことがわかり、状況証拠からすると自殺の可能性が高いという。仮に自殺と断定されれば保険金は下りない。

ゼミ生は、真実を知ることが必ずしも人を幸せにしないのではと悩む。

自殺では保険金が下りないことを知ってるのになぜ自殺したのか?そもそも死因は別にあるのか?

第10話 最後の大勝負

石末総合病院に入院中の作家、桜井真也(田村亮)が急死した。佐川(時任三郎)は、遺体に死因とされた腸閉塞は見られないと診断。病気以外の死因が絡んでいるかもしれないという。

解剖を桜井の妻・瑠美子(麻生祐未)にすすめたのが息子の亮介(生田斗真)だと知った院長(名高達男)は、苦笑を浮かべながらも「病院の対応に落ち度はなかった」と断言する。

実は佐川は真也が医療ミスで亡くなった可能性があると見ていた。ただし、死因との因果関係が考えられる抗がん剤の不適切量の投与については証拠がない。

夫が病院のミスで死んだかもしれないのに、病院側の証言が得られなければ泣き寝入りすることになると考えた瑠美子は、解剖したことを後悔する。

医療ミスは本当に存在したのか?

最終話 別れの時、僕らの明日

胸部をナイフで刺され死亡した成瀬喧一(ダンカン)の遺体が運び込まれる。刺したのは坂田潔美(近野成美)という女子高生だが、ナイフを持って襲い掛かってきた成瀬ともみ合ううちに刺してしまったと正当防衛を主張していた。

成瀬が強制わいせつ事件で逮捕されたこともあると知ったゼミ生たちは、女子高生の証言を信じたが、佐川(時任三郎)と玲子(矢田亜希子)の意見は違った。

加地大己(瑛太)たちは、佐川がなぜ正当防衛を否定したのか真相を追求するために、成瀬の遺体発見現場に向かう。その後、成瀬が起こした3年前の事件を調べるうち、潔美とのある共通点を発見するのだった。

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「ヴォイス~命なき者の声~」を楽しむ方法

動画配信&レンタルで楽しむ

「ヴォイス~命なき者の声~」はFODTSUTAYA DISCASで視聴可能ですが、無料のお試し期間があるのは TSUTAYA DISCAS のみです。

DVDで楽しむ

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最後に/まとめ

このドラマを見終わったあとは、まさに青春ドラマを見終わったときのような清々しさがあります。

良くも悪くも医療ドラマにありがちな「重さ」はなく、ゼミ生の5人がそれぞれの道で一人前になっていく過程を物語ったヒューマンドラマといってもいいでしょう。

放送から14年の月日が経ち、瑛太くんにしろ生田斗真くんにしろ、もちろん石原さとみさんも今じゃ押しも押されぬ大俳優さんですからね。

遠藤雄弥(当時D-BOYS)は一時期、俳優としてドン底の時代があり引退しようかと悩んだこともあったようですが、2022年11月には、映画「の方へ、流れる」で堂々主役を務めています。

佐藤智仁(現・佐藤祐基)は「ごくせん」でデビューして以来、何度か芸名を変えながら「ヴォイス~命なき者の声~」を含めコンスタントに人気ドラマに出演。2023.1月からはNHKドラマ10『大奥』に出演しています。

なつかしいドラマを見る楽しみは、当時の面影を振り返るとともに現在と比べて俳優さんとしての成長ぶりや、ギャップ?が感じられることですよね。

ぜひ、この作品を視聴して彼らの当時の面影と、何より各回の事件の謎を解いてみてください。面白いですよ!

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