清原果耶が語る「ドキュメント透明なゆりかご」とは?どこで見られる?

ドキュメント透明なゆりかご ドキュメンタリー
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「ドキュメント透明なゆりかご」は、東京都板橋区にある「成増産院」の許可を得て、命の現場を伝えるドキュメンタリー番組として、2018年にNHKで放送されました。

清原果耶主演の「ドラマ透明なゆりかご」は、漫画家、沖田×華さんの実体験を基に制作されたドラマであるのに対し、「ドキュメント透明なゆりかご」は、実際に成増産院に訪れた妊婦さんの物語です。

消える命と生まれる命が絶えず交差する産院のリアル。

無料で視聴できる方法もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。(ネタバレあり)

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「ドキュメント透明なゆりかご」

引用:成増産院

放送日:2018年07月16日(月) 午後06:07 〜 午後06:43 NHK
ナレーション:清原果耶
※現在、再放送の予定はありません

医療施設:東京都板橋区成増1-1-1 成増産院

放送内容

昭和38年の創立以来50余年の歴史がある成増産院は、産婦人科専門医院として、これまでに約50,000人の赤ちゃんが誕生しています。

ただし、その陰にはお日様を見ることなく天国に旅立った命があることを忘れてはなりません。

妊娠8週で初産の外国人女性

最近は、日本で働く外国人労働者が増えており、それに伴い日本で出産するケースも多いといいます。

産院を訪れたのはドラックストアで働く、妊娠8週で初産の外国人女性。慣れない異国での出産はさぞかし不安だったことでしょう。

その上、その日に受けた超音波検査で残酷な真実が告げられ、自分が動きすぎたのではないか、食べ物が悪かったのではないか、と自分を責め続けます。

医師は、「あなたのせいじゃなくてこの子の運命」と慰めるのですが・・・。

18才、ミキさん

18才のミキさんは、昼間はダンサー、夜は風俗店で働いています。産院を訪れた目的は「アウス」、いわゆる人工妊娠中絶です。

赤ちゃんの父親はおそらく風俗の客だと思うが相手はわからない、母子家庭だから母親にも相談できない。

困り果てたミキさんは、友達にお金を借りて来院したのですが、「意思はかわらないよね…」と確認されて蚊の鳴くような声で「はい…」と。

16才、ナナミさん

16才のナナミさんは妊娠35週目。途中、切迫早産の危険があったものの、無事に35週までたどりつきました。

もともと勉強嫌いだった上に妊娠が発覚。高校2年で中退し、現在は17時から22時までドラックストアのレジでアルバイトをしています。

父親も同い年の16才、ナナミさんと一緒に高校を中退し、現在は、建設現場で働いて18万程度の収入があるのだとか。

妊娠を継続したのは、すでに中絶時期を過ぎていたこともありますが、何より本人の「産みたい」という意思が強かったこと。

ナナミさん曰く、「赤ちゃんができてから、普通のことが幸せだと感じられるようになった」と。

そしてついにその日が訪れ・・・。

37才、カオリさん

妊娠17週で初産のカオリさんは37才、俗にいう「高齢出産」といわれる年齢です。

年齢が上がると染色体異常のリスクが上がると聞いたため、念のため血液検査をしたところ、結果は「陽性」。

その日は、さらに詳しく調べるための「羊水検査」をするために来院しました。

出生前診断は命の選別ではないのか、という葛藤に苛まれながらも、子供の将来に責任が持てるのかを考えると、そう簡単に産むとは言えないと涙するカオリさん。

ご主人は、出生前診断について「安心が買えるならやればいい」と言ってくれたそうですが、結果が悪ければあきらめるという選択肢も考えているといいます。

あとは神に祈るだけ・・・。

視聴方法

現在(2024.2時点)、「ドキュメント透明なゆりかご」が見られるのは、NHKオンデマンドのみ。

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最後に

ドキュメント透明なゆりかご

2人の子を持つ親として「出生前診断」について考えてみました。

出生前診断は賛否両論ありますが、賛成意見の中には、

・異常があれば、早めにわかったほうが覚悟ができる
・支援などについて、事前に調べておくことができる

など、「産む」ことを前提にした意見が多い中で、表立っては口にしないものの、「異常があったらあきらめる」という前提での賛成意見も多いような気がします。

そのことが命の選別につながるという批判もあるようですが、どちらが良い悪いではなく、最終的にはお母さんが「どうしたいか」で決めるしかないのだろうと。

もともと子供嫌いだった私が、お腹に子供がいるとがわかった途端に「この子をなんとしても守らなきゃ」という気持ちが生まれ、「これが母性っていうのか~」と感心したことを今でも覚えています。

仮に、その子に異常があるとわかっても、私には動いている心臓を止めることは出来なかったかもしれません。

「当事者でもないのに何がわかるのよ!」とお叱りを受けるかもしれませんが、誰が誰のことを責める話ではなく、自分の決めた道を信じることが「その子のため」なのだと思います….

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