「Shrink~精神科医ヨワイ~」は観るカウンセリングドラマ

Shrink―精神科医ヨワイ― ドラマ
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メンタルが落ちてもう限界…

そんな時あなたならどうしますか?

土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」は、『すべての人がもっと気軽に精神科あ心療内科にかかる日が来ますように』という願いを込めて、精神医療の世界に真正面から向き合った本格的医療ドラマです。

精神科医ヨワイ(弱井)を演じるのは中村倫也さん。ソフトな雰囲気で彼が精神科医ならつい心を開いてしまうかも。

2024年8月31日(土)スタートで全3話。どんなドラマが繰り広げられるのか、あらすじをご覧になってイメージしてみてください。

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土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」

放送日

2024年8月31日(土)スタート 全3話

NHK総合 毎週土曜 よる10時~10時49分
BSプレミアム4K 毎週土曜 午前9時25分~10時14分

原作

『Shrink~精神科医ヨワイ~』原作/七海仁 漫画/月子

「Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」の試し読みはこちらから

スタッフ

【脚本】大山淳子
【演出】中江和仁(「きのう何食べた?」「大豆田とわ子と三人の元夫」 ほか)
【プロデューサー】久保田傑(オフィス・シロウズ) 齋藤大輔
【音楽】富貴晴美
【音楽プロデュース】福島節
【語り】松浦慎一郎

医療監修

◆パニック症監修(第1話):清水栄司(千葉大学)

◆双極症監修(第2話):加藤忠史(順天堂大学)

◆パーソナリティ症監修(第3話):林直樹

キャスト

引用:公式X

◆弱井幸之助(よわいこうのすけ)/中村倫也
新宿ひだまりクリニック院長。ハーバードの医科大学院に留学経験もあるエリート精神科医。商売っ気がなく、だらしなく見える一面も。

◆雨宮有里(あまみやゆり)/土屋太鳳
新宿ひだまりクリニック看護師。精神科は専門外だったが弱井と接するうちにやりがいを感じるようになる。

◆綿矢陽美/井桁弘恵
弱井のかつての恋人。婚約もしていたがハーバードに行く弱井にはついていかず結局別れてしまった。

◆松野裕樹/三浦貴大
弱井の医学生時代の同期。才能を捨て小さなクリニックにとどまっている弱井を不甲斐なく思っている。

◆早乙女瞬/竹財輝之助
東京でクリニックを開業しているやり手の医師。かつて東北の病院で、弱井の父親の右腕として働いていた。

◆岩国真紀/酒井若菜
新宿ひだまりクリニック精神保健福祉士。わんぱく盛りの幼い男の子を育てるシングルマザー。

ストーリー

弱井幸之助(中村倫也)は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営している。

弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。

初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里(土屋太鳳)は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。

しかし弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていて・・・。

あらすじ

第1話

新宿の住宅街にひっそりとたたずむ精神科「ひだまりクリニック」。

そのクリニックで働くのは、医師としては優秀だがどこか抜けている弱井幸之助(中村倫也)と看護師の雨宮有里(土屋太鳳)。

2人は今日も、心に悩みやトラブルが起きてしまった患者一人一人の声に耳を傾け、診療する日々を送っている。

シングルマザーの雪村葵(夏帆)もその一人で、息子の翔を保育園に通わせながら大手広告代理店に勤めている。

夫の浮気が原因で離婚をしたのだが、仕事と育児どちらも完璧にこなすために分刻みの日々を過ごしていた。

そんなある日、葵は電車の中で突然『パニック発作』に襲われる。心療内科を受診するが薬を飲んでも回復はせず、むしろ薬の副作用で生活に支障をきたしてしまっていた。

さらに、発作のせいで遊び盛りの翔をどこにも連れて行けないことが、ますます葵を苦しめていた。

ある朝、葵は駅のホームで偶然、弱井に出会う。弱井は葵の話を聞いただけで「パニック症」と診断。

驚く葵だったが、原因不明の苦しさに名前が付いたことで安堵する。そして弱井と共に、治療への一歩を踏み出すのだが・・・。

パニック発作とは

パニック発作とはパニック障害の一つで、何の前触れもなく突然強い不安感や恐怖が訪れ、めまいや動悸、呼吸困難に陥る症状のことです。時には、寒気や胸の不快感、痛み、発汗を伴い、その症状は数分程でピークに達します。

ほとんどが1時間以内に発作は治まりますが予期せず何度も起きてしまうため、発作時には「自分は死んでしまうのではないか」「自分が自分でなくなってしまうのではないか」といった恐怖を感じる場合も少なくありません。

参考:新橋メンタルクリニック

第2話

ある日、弱井(中村倫也)と雨宮(土屋太鳳)は、昼休みに最近常連となったラーメン店「さざ波屋」で舌鼓を打っていた。

上機嫌の弱井を「気に入るとそればっかり食べますよね?」とたしなめつつ、雨宮の箸も進む。店長の玄(松浦慎一郎)も自分の味を気に入ってくれた弱井たちを見てうれしそうだ。

そんな玄が突然ベッドから起き上がれず、家から一歩も出られない状態になってしまったという。

見かねた玄の妹・楓(土村芳)はひだまりクリニックへ受診を勧めるが、玄は「常連の弱井先生には気をつかわせたくない」と、心療内科の「早乙女クリニック」を受診する。

そこで『うつ』と診断された玄は、抗うつ剤を処方されて次第に回復しているように見えたが、本当の疾患は『双極症』だった。

抗うつ剤がきっかけで躁(そう)状態になった玄は、奔放な振る舞いを繰り返して周囲の人を困惑させる。

心配した楓が弱井に相談した矢先、玄が突然、姿を消してしまい・・・。

双極症(双極性障害)とは

双極性障害(双極症)とは、躁状態または軽躁状態とうつ状態がくり返しあらわれる病気のことです。

人は誰しも良いことやうれしいことがあれば気分が高揚し、反対に失恋したり仕事で失敗したときなどは気分が落ち込むものです。

しかし双極性障害では、このような「気分の浮き沈み」をはるかに超えた激しく病的な症状が一定期間にあらわれて、困った問題が次々と起こります。

20~30代に発症することが多く、発症頻度はおよそ100人に1人と決してまれな病気ではありません。うつ病の患者さんは女性が多いですが、双極性障害の場合は男女差はほとんどありません。

「障害」という言葉が偏見を持たれてしまうことや患者さん自身が言葉にとらわれてしまうことがあるため、最近では「双極症」とも呼ばれています。

引用:こころシェア

第3話

新宿ゴールデン街のBARでアルバイトをしている小山内風花(白石聖)は、見た目は穏やかだが実は気性が激しく、感情を上手くコントロールすることができない。

おまけに裕福な家庭で育った風花は、バイトの給料だけでは足りず、父の正一(光石研)と母の昌子(中島ひろ子)からの仕送りまでしてもらう始末。

風花のボーイフレンド・優(細田佳央太)は優しい性格で、風花に二股をかけられていることを知りながらも、彼女を優しく見守り続ける日々を送っていた。

ある日、風花のリストカットの傷が日に日に増えていくことを心配した友人のセイコ(ドリアン・ロロブリジーダ)は、ひだまりクリニックに行くように勧める。

弱井(中村倫也)の診断は「パーソナリティ症」。

弱井のことを気に入り上機嫌で帰って行く風花だったが、研修先から戻った雨宮(土屋太鳳)は、風花の後ろ姿を見てなぜかがく然とするのだった。

パーソナリティ症(パーソナリティ障害)とは

パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されます。

認知(ものの捉え方や考え方)、感情のコントロール、対人関係といった種々の精神機能の偏りから生じるものですで、性格が悪いことを意味するものではありません。

引用:こころの情報サイト

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最後に

Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―

現代は仕事や人間関係、子育てなどストレスの多い時代。実際、30人に1人が何らかのメンタル疾患を抱えていると言われています。

とはいえ、誰にも相談できないし精神科に通院する勇気もないという方が多いのも事実。

特に、弱音を吐かない頑張り屋さんほど「これくらいでへこたれるわけにはいかない」と、症状が重症化する傾向が強いと言います。

「Shrink~精神科医ヨワイ~」は、夏の終わりに不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生きづらさに限界を感じている方、また実際に精神疾患を治療中の方など幅広い世代の方々の心にまっすぐ届く「観るカウンセリング」ドラマです。

今、生きずらさを感じている皆さん、ぜひ弱井先生のあたたかい言葉にふれて自分を見つめ直す時間を作りませんか。

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