「リエゾン~こどものこころ診療所~」は泣ける心の医療

泣ける医療ドラマ ドラマ
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自らも発達障害をもつ児童精神科医と研修医が、心の病を抱える子どもたちと向き合い解決方法を見出していく「リエゾン~こどものこころ診療所~」。

もともとは『モーニング』に連載されていた大人気医療漫画ですが、「Dr.コトー診療所」の脚本家である吉田紀子さん脚本によりドラマ化されました。

医療ドラマの中ではめずらしい精神科がテーマのドラマで気になっていた方も多いと思いますが、23時15分からだったので、見られなかった~という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではあらすじやキャスト、見どころなどをまとめてみました。

心の疲れは子供にも大人にもあること。見ていて泣けてくるのは全く他人事ではないからでしょう。

ではどうぞ。

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そもそも発達障害って何?

発達障害とは、生まれつき脳機能の発達に偏りがある障害です。

得意・不得意がはっきりしており、その人の過ごす環境や周囲の人とうまく馴染めず、社会生活に困難が生じます。症状は外見では分からないため、人知れず生きづらさを感じていることがあります。

発達障害はその人の特性ですが、周囲から理解を得られずに「わがまま」「自分勝手」などと思われてしまうこともあるでしょう。特性を本人も周囲の人も理解し、環境を調整することで生きづらさや困り感は減っていきます。

引用:ブレインクリニック

発達障害は主に、自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如・多動症(ADHD)・学習障害(LD)に分けられます。

自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症(ASD)の子供は、言葉や表情、視線、身振りなどから相手の考えを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが苦手です。また、

  • 視線が合わなかったり共感的でない
  • 表情が乏しいまたは不自然
  • 名前を呼んでも振り向かない
  • 一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない
  • ひとりごとが多い
  • 人の言ったことをオウム返しする

などの特徴が見られます。

注意欠如・多動症(ADHD)

注意欠如・多動症(ADHD)の症状は、注意力が乏しいか注意の持続時間が短いこと、年齢不相応の過剰な活動性や衝動性のため、しばしば機能や発達に支障が見られます。具体的には、

  • 集中力がなくほとんど関心や興味を示さない
  • じっとしていられない
  • 思いつくと衝動的に行動してしまう
  • 順序立てて行動することが苦手

などが上げられます。

限局性学習症(SLD)

限局性学習症(SLD)の子供は、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力に困難が生じます。全体的な知的発達の遅れはないものの、その症状は年齢やタイプによって異なり、特定の領域で学習の遅れが見られることがあります。

またLDの子供は、ADHDやASDを併発していることも少なくありません。

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「リエゾン~こどものこころ診療所~」

引用:TELASA
放送日2023年1月20日~ 金曜 23:15 – 翌0:15で放送中
原作ヨンチャン(原作・漫画)、竹村優作(原作)
脚本吉田紀子、ニシオカ・ト・ニール
音楽得田真裕
医療監修三木崇弘(児童精神科医・社会医療法人恵風会高岡病院)
取材協力奥田健次(行動分析学者)

テーマソング

エンディング曲:コブクロ「エンベロープ」(ワーナーミュージック・ジャパン)

この曲聞くだけも、薬を一つ処方されたような気分。いい曲は人を助けます…。

挿入曲MISAMO「Bouquet」(ワーナーミュージック・ジャパン)

このドラマのために書き下ろされた楽曲で、歌詞がグッと心に刺さります。

キャスト

さやま・こどもクリニック関係者

役名(年齢)キャスト役柄
佐山卓
(さやま たく)(39)
山崎育三郎さやま・こどもクリニック院長。自身も発達障害(ASD)を持つ。趣味はチェロを演奏すること
遠野志保
(とおの しほ)(26)
松本穂香さやま・こどもクリニック研修医。自分の落ち着きのなさがずっと気になっていたが、院長の調べで発達障害(ADHD)であることが判明
向山和樹
(むかいやま かずき)(37)
栗山千明さやま・こどもクリニック臨床心理士で卓の右腕的存在。卓とは以前留学していたドイツのベルクトハイム大学で同級生だった
堀 凛
(ほり りん)(33)
志田未来言語聴覚士。元小学校教諭だがロリータ・ファッション好き
川島雅紀
(かわしま まさき)(32)
戸塚純貴富士見坂訪問看護ステーションの看護師
市川 渚
(いちかわ なぎさ)(29)
是永瞳さやま・こどもクリニックで受付をしている。シングルマザー
佐山高志
(さやま たかし)
小日向文世卓の父。佐山記念総合病院の院長
佐山りえ
(さやま りえ)(享年68)
風吹ジュン卓の叔母。さやま・こどもクリニックの前身「りえ・こども診療所」院長。すい臓癌で逝去した

さやま・こどもクリニックに通う子どもたち

役名(年齢)キャスト(所属事務所)
※代表作
役柄
柚木涼太(8)川原瑛都(劇団ひまわり)
※『とと姉ちゃん』『未来への10カウント』
ASD。絵がとても上手だが、ある理由で絵を母親に見られるのを嫌がる
長谷部未依(5)佐藤恋和(スマイルモンキー)ADHD。衝動的に動き回り、たびたび車の前に飛び出してしまう
滝川悠里(10)浅田芭路(スペースクラフト・エージェンシー)
※『ちむどんどん』『舞いあがれ!』
ASDの可能性あり。うつ病を抱えている父の世話をしている
柿崎希(6)沢田優乃(クラージュキッズ)
※『祈りのカルテ研修医の謎解き診察記録』
ASD。誰彼構わず話しかけ、一方的に話し続けてしまう
足立茜(12)古川凛(クラージュキッズ)
※『となりのチカラ』
丸美屋のCM
体の不自由な母の面倒を見ているが自身がヤングケアラーである自覚はない
宮内優太(7)石塚陸翔(テアトルアカデミー)
※『ファーストペンギン』
当初はADHDグレーゾーンと診断されていたが卓の診断で読み書きが苦手な「SLD」と判明
丸山優実(6)加藤柚凪(テアトルアカデミー)
※『監察医 朝顔』
ASD。軽度の知的障害と聴覚過敏があり、騒音が苦手
丸山陽太郎(4)加藤矢紘(テアトルアカデミー)
※「家庭教師のトラコ」第3話
加藤柚凪ちゃんの実の弟
優美の弟役。母が死んだことを聞かれると無言になってしまう

あらすじ

第1話 凸凹をもつ児童精神科医と研修医

さやま・こどもクリニックの院長・佐山卓(山崎育三郎)は、臨床心理士の向山和樹(栗山千明)とともに、発達障害など心に生きづらさを抱える子どもとその家族たちに向き合い、日々解決策をさぐるべく奮闘していた。

同じ頃、大学病院の小児科で研修医として勤務していた遠野志保(松本穂香)は、またしても遅刻をしてしまい、教授に呼び出される。志保はこれまでも何度も遅刻し、その都度反省するものの、どうしても計画的に動くことができないのだ。

今回も遅刻したことを教授に咎められるのかと思いきや、実は志保が重大なミスを犯していた。何と規定量の10倍以上の薬の処方箋を出していたのだ。

ベテランの薬剤師が発見してくれたため事なきを得たが、もし見逃していたら重大な医療ミスにつながり兼ねなかったのだ。

志保は激怒した教授に、「お前に医者は無理だ、諦めろ!」と言われてしまう。ショックでがく然とする志保は、気づけば「ある場所」へ向かっていた…。

第2話 『この冬一番泣ける』と話題の新医療ヒューマンドラマ

遠野志保(松本穂香)は「さやま・こどもクリニック」で研修することになった。

そんなある日、訪問看護師である川島雅紀(戸塚純貴)が、担当している患者のことで相談にやってくる。患者の滝川治(岡田義徳)は、小学4年生の娘・悠里(浅田芭路)と2人暮らしだが、うつ病を患っていて仕事はしていない。娘の悠里も学校に行っていない様子で、発達障害の疑いもあるという。

志保は佐山の指示で、川島とともに滝川の家を訪ねることに。そこで見たのは、ゴミで溢れかえった家で悠里が一人でご飯を作っている姿だった。

さらに、万年床から出てきた様子の父、治はボサボサの髪に無精ひげを生やして、お世辞にも清潔とは言い難い。そんな環境でも悠里は人懐っこく明るく振る舞っていたが、雅紀(戸塚純貴)のいうとおり多動傾向が見られる。

志保はなんとか治を説得してクリニックの予約を取り付けたのだが・・・。

第3話 「Dr.コトー診療所」脚本家がおくる最新作

志保(松本穂香)は佐山(山崎育三郎)から、診察する前に患者が来院した経緯などを聞き取る「予診」を任された。

そこにやってきたのは6歳の女の子・柿崎希(沢田優乃)。希は誰かれ構わず話しかけては、一方的に話し続けてしまう傾向があり、診断の結果、ASD「自閉スペクトラム症」であることがわかる。

ただし、志保が支援学級の話に触れると、母親の柿崎貴子(黒川智花)は激しく動揺して、通常学級に入れるつもりだと言い切って診断書を断る。そんな貴子の様子を見ていた佐山は、まずは療育を受けることを提案する。

第4話 母子に寄り添う心の医療

女子高生・古川朱里(片岡凜)が、自宅で倒れてしまう。おそらく過度なダイエットが原因かと思われたが、受診した内科から「さやま・こどもクリニック」を紹介されてやって来たという。

佐山(山崎育三郎)は朱里に、摂食障害の疑いがあることを伝えるが、朱里は、自分はむしろ太っていると言い張り、ダイエットをやめることも治療を受けることも拒否する。

実は朱里は高校受験に失敗しており、そのことをきっかけにダイエットを開始。ダイエットをすることで数字にハッキリと成果が現れるため、一度失った自信を取り戻すきっかけにもなっていたのだ。

さらに、痩せたことで同級生のしずく(鈴木梨央)たちに声を掛けられ、友達が増えたことにも喜びを感じていた。そのため、頑なに治療を拒む朱里に、佐山は食べたものの記録だけでもしてほしいと提案する。

第5話 ヤングケアラーの小学生

向山和樹(栗山千明)は「さやま・こどもクリニック」で働くかたわら、小学校でスクールカウンセラーをしている。

ある日、教師たちとの会議の席で、6年生の足立茜(古川凛)の話を聞く。担任によると、茜は脳梗塞で右半身に麻痺が残ってしまった母・由香(奥菜恵)をひとりで面倒を見ているという。もともと成績は良かったが、母の介護のせいで塾にも通えなくなり受験も失敗してしまったらしい。

教師たちは、家にヘルパーさんが毎日手伝いに来ていることや、茜がしっかりした子だというだけで、あまり気に留めていない様子だったが、和樹(栗山千明)は思い切って茜との面談を申し出る。

しかし、いざ面談をしても、茜は自分がヤングケアラーだという認識はなく、特に困っていることはないと言う。学校側は家庭にあまり立ち入ることができないという理由で放置のスタンスだが、向山は気になって仕方がない。

その話を聞いた佐山(山崎育三郎)は和樹に茜との面談を継続するように勧める。実は向山がこれだけ茜のことを気にかけるのには、スクールカウンセラーとしてだけではなく、向山のある過去にも関係していたのだった。

第6話 ステップファミリーの苦悩

ある日佐山(山崎育三郎)は、堀凛(志田未来)から従姉の宮内春香(山田真歩)のことで相談を受ける。春香は子連れ同士で再婚し、新たに優太(石塚陸翔)という息子ができたが、うまく馴染めず、優太との接し方に悩んでいるというのだ。

佐山が診察を行った結果、優太は読み書きが苦手なSLD・限局性学習症であることが分かる。凛から教わった方法で優太はトレーニングを始め、少しずつ効果が出てきたものの、それでも学校の授業についていくことができない。

佐山は春香に、タブレットを活用する方法を提案するも学校はタブレットの使用は認められないという。そんな矢先、優太はテストの結果が悪くて同級生にからかわれたことで、喧嘩に発展してしまう。

第7話 最終章…『この冬No.1泣ける』と話題の医療ヒューマン作

子供の発達障害について「佐山記念総合病院」で症例検討会が行われることになった。佐山卓(山崎育三郎)とともに参加した遠野志保(松本穂香)は、そこで佐山から同病院での後期研修を勧められ、あまりに突然のことで戸惑いを隠せない。

「佐山記念総合病院」は、佐山の父、高志(小日向文世)が院長をつとめる総合病院だ。佐山は義理の弟の佐山秀(塩野瑛久)に呼び止められ、院長室に連れて行かれてしまう。

一人だけで先にクリニックに戻った志保は、向山和樹(栗山千明)の話から、佐山の父が佐山を「佐山記念総合病院」に新設する児童精神科の医長として迎えようと計画をしていることを知る。

事情を察した志保は、「さやま・こどもクリニック」がなくなってしまうのではないかと居ても立っても居られない。自分を「佐山記念総合病院」に誘ったのも、クリニックを閉鎖するためだったのではないかと心配する。

その頃、佐山クリニックでは、ASDの少女・丸山優実(加藤柚凪)と父・丸山浩之(三浦貴大)がやってくる。優実は3ヶ月前に母を交通事故で亡くしているが、浩之は優実がそのことを理解しているのかわからないという。

おまけに父・浩之も、慣れない子育てや妻を亡くした悲しみですっかり落ち込んでいた。佐山はクリニックで行っている、同じような悲しみを持つ人たちが集まり、自由に会話をする『グリーフケア』への参加を提案するのだが・・・。

最終話 ついに完結!『この冬No.1泣ける』と話題の医療ヒューマンドラマ

ASD(自閉スペクトラム症)の少女・丸山優実(加藤柚凪)がいなくなった。

優美の父・浩之(三浦貴大)から連絡を受けた佐山卓(山崎育三郎)や遠野志保(松本穂香)は、後日、優実が亡き母に会えると思い込んで遊園地に向かっていたところ保護されたと知る。浩之は、なぜ優実が遊園地で母に会えると思ったのか心当たりはないという。

ある日、別室で優実と一緒に過ごしていた向山和樹(栗山千明)は、優実の話から遊園地へ向かった理由を知る。

その話を聞いた佐山は、かつて自分が母を亡くした頃に叔母・佐山りえ(風吹ジュン)と交わした会話の記憶がよみがえり、その経験から、優実に母の死をきちんと伝えるべきではと浩之を諭す。

視聴者の口コミ

最終回が終わったから皆さんがわかっている事を承知で言うけど。このドラマは子供に寄り添う姿を描きつつその影で責任を感じで悩んだり苦しんでいる親を救う仕事なんだという事を毎回毎回きちんと描いていたんですよね。

引用:Twitter

最私が今必要としてるのは、相談できる心療内科であって、 薬を出す専門の精神科ではない、という事 私は、私の身の上に起こる不可思議な出来事に耳を傾けてくれる場所が欲しい どこにも相談出来てない 話を聞いて欲しいだけなのに、今通ってる精神科は、薬を増やすだけ。引用:Twitter

我らがちゅぐみこと柚凪ちゃん流石。全話子役達が素晴らしかったし、テーマも最後までブレずに大事に作られた作品でした。キャスト陣も皆とても良かったし沢山勉強にもなった。全ての子ども達とその家族の生きづらさが少しでも解消される世でありますように。

引用:Twitter

リエゾン 本当に宝物のようなドラマでした。明日へと、前を向こうという気持ちになれる素敵な言葉がたくさんありました! 「あなたにしかないものがある」 これからの人生で 何度もこの言葉を思い出すかもしれません。 心からありがとうございました。

引用:Twitter

「リエゾン~こどものこころ診療所~」の楽しみ方

動画配信で楽しむ

「リエゾン~こどものこころ診療所~」は、TELASA のお試し期間を利用すれば全話無料で見ることが出来ます。

原作漫画で楽しむ

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最後に

志保(松本穂香)先生が自分が発達障害(ADHD)だとわかり、医師になることを諦めようと思った時、引き止めてくれたのは「君しかできないことがきっとあるはずだ」という言葉でした。

それもう一つ、幼い頃にりえ先生(風吹ジュン)が「大丈夫、しほちゃんはいい子なんだから」と言い続けてくれたこと。

その言葉は自分の患者の子供たちにもそのまま向けられ、「しほ先生だ~い好き★」といって医師になる自信を取り戻させてくれました。

そもそも発達障害って悪いことなんでしょうか。

発達障害を持つ子は、生まれながらにして行動面や情緒面に特徴があるため、親御さんが育児の悩みを抱えたり、本人も生きづらさを感じたりすることも多いでしょう。

一方で第一話に登場する亮太くんのように絵が天才的に上手だったり、何でもスラスラと記憶してしまう「サヴァン症候群」のような能力を持つ子も少なくありません。

そのような能力や特徴が「持ち味」となるかならないかは、「さやま・こどもクリニック」のような存在や、家族はもちろん家族以外の大人も、その子の障害を「個性」として理解することではないでしょうか。

私には、障害を持つ子がいることで自分の考え方や生き方が問われているとしか思えません。

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