PICU医療監修植田育也先生の実話「道をひらく、小さな命のために」

医療ドラマまにあ ドキュメンタリー
埼玉県立小児医療センター

『PICU小児集中治療室』の医療監修で、植野先生(安田顕)のモデルとなっている植田育也先生。小児救急のスペシャリストとして、現在は埼玉県立小児医療センターの小児救命救急センター長をされています。

実は2017年5月に、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で、実際の「PICU」の現場と子供の命の対する先生の想いが語られた映像がありましたので、その一部をご紹介します。

そこに写っていたのは、まさに本物の「PICU」。しこちゃん先生や植野先生たちの汗と涙がつまっているこの場所に、是非足を踏み入れてみてください。

プロフェッショナル仕事の流儀 「道をひらく、小さな命のために~小児集中治療医・植田育也~」

「プロフェッショナル仕事の流儀」主題歌
  • 放送日:2017年5月15日 NHK
  • 出演:植田育也、小児救命救急センターの先生方
  • 語り手:橋本さとし
植田育也(うえた・いくや)先生プロフィール
  • 1991年:千葉大学医学部卒業。以後、千葉大関連施設にて小児科研修。
  • 1994年-1998年:米国(オハイオ州)シンシナティ小児病院にて小児集中治療の専門研修、および小児科シニアレジデント研修
  • 1998年:帰国。以後、長野県立こども病院、静岡県立こども病院にて、小児集中治療室(PICU)の設立・運営にかかわる。
  • 2016年:現任地で小児救命救急センターを開設、運営。現在に至る。

ドキュメンタリーの内容と見どころ

小児科医を志したきっかけ

子供の頃はちょっと肥満気味で度胸が良く、いわゆるガキ大将だった植田先生。高校生になったある日、ニュースで見た「アフリカの子供」に衝撃を受けます。

飢えや病気で、顔にたかるハエさえ追い払う力もないほどやつれた子供たち。その映像が頭から離れず、医大卒業後の進路は迷うことなく小児科を選んだのだとか。

そこで小児科や内科、循環器などの研修をスタートさせたものの、「救命」で研修している時、ある違和感を感じるように・・・。

各専門分野では高度な医療を持つ医師たちでも、こと「救命」となると実力が発揮できない。特に子供の救命において絶対的に知識が足りないことを痛感したといいます。

1才~4才児の死亡率は先進国第2位

新生児の死亡率の低さでは日本はトップレベルなのに、1才~4才児の死亡率は先進国第2位。

理想と現実のギャップを感じた植田先生は、医療先進国アメリカで学びたいと考え渡米。そこで先生が見たものは、日本で「こうしたい」と思っていたことがアメリカでは普通に行われていたこと。

各分野のスペシャリストたちが一つのチームになって、子供の命を救う現場を目の当たりにし、日本とは雲泥の差があることにショックを受けたといいます。

4年間、PIOUのノウハウを学んだ先生は、帰国後日本初の「PICU」を長野に設置したものの認知度が低く、夜勤明けに直接医療機関を回って「PICU」の存在をアピールしたんだとか。

その後静岡、埼玉と2017年(放送時)現在で40か所に増え、それぞれ植田先生の教え子が意思を受け継いでいます。

約束のひげ

先生は「ひげ」がトレードマーク。どんなに忙しくても手入れをかかさず今後もこのスタイルを続けるという先生ですが、それには大切な理由がありました。

きっかけは医師になりたての頃に出会った白血病の男の子。彼が高校生になった頃「退院するまで、一緒に伸ばそうか!」と約束。

ところが一向に剃る時期は訪れずそのまま他界。「その子の事を思い出すと、ひげを剃ることができないんだ」と言い、あごのあたりをなでる先生。

先生曰く、元気になった子供は帰るところがあるけど、「亡くなった子供は自分の心の中に溜まっていくんです」と…。

忘れられない子供たち

◆アパート火災で兄弟4人のうち1人は死亡。残りの3人が小児救命救急センターに搬送。

4才男児、2才女児、8ヶ月男児、全て全身火傷と気道熱傷。幸い上の2人は1週間ほどで人工呼吸器を外せたものの一番下の赤ちゃんは、痰が大量に肺に流れ込んだことで呼吸困難に。

植田先生がイチかバチかで試した方法が「体位変換療法(腹臥位)」。痰を吸いやすくするには効果的だが、赤ん坊のお腹には水が溜まっているため肺を押しつぶしてしまうリスクもある。

救命チームは肺を圧迫しないように、ウレタンで赤ちゃんのお腹の形に合わせたカバーを作成。これが功を奏して赤ちゃんの目に再び光がさした。


◆悪性リンパ腫末期の中学生の男の子

植田先生が当直の日。彼は血圧が上がらず危険な状態。一晩中解決策を探すも、もはや方法は見つからないまま朝を迎え日勤の医師と交代。

その8時間後、彼は死亡。植田先生はすぐさまチームを集めて治療方法を洗い直していくのですが、その言葉や表情には悔しさが滲み出ていました。

植田先生はこの日の出来事を、

「昔は泣いちゃいけないと思ってたけど、今は(患者の)お父さんとお母さんに『助けられなくてごめんなさい』って言う時は泣いちゃうんだよね」

と語っています。

植田先生にとってのプロフェッショナルとは

進むべき道を見つけ出す力

「道をひらく、小さな命のために」の視聴方法

プロフェッショナル仕事の流儀「道をひらく、小さな命のために」は動画配信サービスで視聴することができます。

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「医療ドラマまにあ」としての感想

40才前に大好きだったお酒も絶ち、体力づくりのために毎日自転車で通勤している植田先生。

学生の頃水泳で鍛えたというその肉体美からも「医者は体が資本ですから」という先生の信念が感じられます。

先生はこれまで1万人の子どもたちに向き合い98%を救命。その頭の中にはこれまでに行った治療、投与した薬剤、それに対する患者の反応など、あらゆる経験が「命の地図」としてストックされているといいます。

この映像を観てからドラマ「PICU」を振り返ると、植田先生の動きとオーバーラップするシーンが随所にみられ、今更ながらかなり完成度の高いドラマであったことがわかります。

正真正銘の「PICU」。そ~っとのぞいてみませんか。

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