瑛太主演「極北ラプソディ」で世良が目指した地域医療とは?

ドラマ

瑛太がNHK連ドラ初主演の「極北ラプソディ」は、北海道のへき地にある病院再建をテーマにしたドラマです。

2013年に公開されてから9年。ドラマ内にも登場する「ドクターヘリ構想」や「高齢化問題」などがどうなったか、現状と照らし合せて視聴すると面白い!

瑛太の白衣姿も今となってはレアものですよ。

ドラマ「極北ラプソディ」

医療ドラマまにあ
ロケ地:手稲渓仁会病院

基本情報

放送日2013年3月19日~3月20日
製作NHK総合
原作海堂尊「極北ラプソディ」
脚本宮村優子
演出西谷真一
音楽吉俣良
演出西谷真一(NHKエンタープライズ)
救命救急指導奈良 理
医事指導九津見圭司
ロケ協力倶知安厚生病院
手稲渓仁会病院(札幌)

〈北海道〉
岩内、京極きょうごく倶知安くっちゃん、札幌、積丹しゃこたん
寿都すっつ、ニセコ、小樽、神恵内村かもえないむら古平ふるびら

原作

海堂尊「極北ラプソディ」(講談社文庫)

海堂尊の小説で展開されている「桜宮サーガ」の一部であるため、登場人物や設定が「チーム・バチスタシリーズ」との繋がりもありますが、原作とドラマはかなり内容が異なっています。

「極北ラプソディ」の前作として「極北クレイマー」も刊行されています(配信やレンタルはなし)

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主な登場人物

今中 良夫(瑛太)

極北市民病院副院長。極北大学医学部第一外科出身の5年目のドクター。極北市が財政再建団体に指定されて、救命救急センターの第一線として働きたいという気持ちと極北市に残って患者に寄り添う医療をするという葛藤で揺れ動く。

世良 雅志(小林薫)

極北市民病院院長。出身は外科の名門・東城医大佐伯外科の外科医。病院の赤字経営を立て直すために「病院再建請負人」として送り込まれたが、傍若無人なやり方に反発する人間も多い。

速水晃一(山口祐一郎)

雪見救命救急センター副センター長。東城医大で救命救急センターを率いていたが、ある問題をおこして左遷された。

東城医大配属時の「ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)」の異名から、周りには単に「将軍」と呼ばれている。

いつもチュッパチャップスをなめている。

花房 美和(佐藤もみじ)

雪見救命救急センターフライトナース。東城医大で看護師長を務めていたが、速水の後を追って赴任した。

並木 梢(加藤あい)

今中(瑛太)の恋人。病院近くの美容院につとめている。実母は他界、高齢の祖父と二人暮らし。

並木 彰吾(高橋昌也)

梢の祖父。腎臓病をわずらっており透析が欠かせない。梢と良夫の交際をあまり良く思っていない。

あらすじ

医療ドラマまにあ
ドクターヘリ

第一話「ドクターモンスター降臨」

北海道の海沿い極北市にある極北市民病院。深刻な財政難で今中(瑛太) が外科や内科、皮膚科、小児科まで見る始末。そこへやり手の病院再建請負人として悪名高い、世良(小林薫) が院長として赴任した。

世良が赤字削減のために打ち出した容赦ない施策に職員は猛反発するも、赤字10億、医療費未収1億を改善するためには考えている余地はないと一刀両断。

今中は恋人の梢(加藤あい)の祖父で、透析のために入院中の彰吾(高橋昌也) を、無理やり退院させる役目を押し付けられるが、入院病棟を閉鎖することに異常なまでに反発する梢。

なぜなら梢は、世良がかつて梢の母と付き合っていたときに生まれた娘だったのだ。一度ならずとも二度も自分を苦しめる世良に対する怒りと、心のどこかでは父を慕う気持ちが揺れ動く。

そんな矢先、患者の田所(徳井優)が腹痛を訴えて来院するが、田所はかなりの額の医療費を滞納しており症状もそれほどではない様子。

世良(小林薫)は直近の支払いだけでもしてほしいと事実上診療を拒否。翌日、田所が路上で息絶えていたことが判明し極北市民病院は窮地に追い込まれる。

世良と今中はこの窮地をどう乗り切るのか・・・。

第二話「名医の条件」

雪見救命救急センターに異動を命じられた今中(瑛太)。

フライトドクターに憧れもあり、意気揚々と速水副センター長(山口祐一郎) のもとで、ドクターヘリを擁するセンターの救急医療にやりがいを感じる毎日だったが、気まずい別れ方をした恋人・梢(加藤あい) のことが気になっていた。

そんなある日、今中は世良(小林薫) の命令で極北市民病院への出張を命じられる。

高齢の彰吾(高橋昌也)が余命わずかだと見た世良が、今中を最期に立ち合わせようという配慮だったのだ。

ところが世良が自動車事故を起こし命の危険にさらされる。救命救急センターに運ぶ猶予はない。

追い込まれた今中がとった行動とは・・・。

世良が目指したものは?

世良が病院の赤字解消のために取り組んだこと。

◆入院病棟閉鎖

病床220のうち現在入院している43名を近隣の病院に移す。設備費と人件費のカット。

◆救急患者は受けない

救急車が1回出動すると45,000円の経費がかかる。また、医者不足のせいで患者が命を落とすくらいなら、ドクターヘリで15分の雪見救命救急センターへ要請したほうが賢明だと判断した。

◆常勤スタッフの給料50%ダウン

これにより半数のナースたちが退職したが、入院病棟や救急患者も受けない体制にすれば人員削減もやむなし。

◆薬剤費削減

高齢の患者ほど「薬を飲まなければ落ち着かない」だけで、実は飲んでも飲まなくても変わらない患者が多いことを指摘。

血も涙もないように見えた世良だが、実は列記とした考えがあった。

けじめ無く病院に依存する住民と、それを見てみぬふりして見過ごすスタッフ。患者を甘やかさない、病院に頼らない地域医療が必要。

目の前にある患者だけにとらわれていれば、高齢化率44%の20年後の東京の医療は崩壊する。

「いつか死ぬ」ということに気づかないフリをして病院に依存する患者の考え方を改め、病院が疲弊しない仕組みを作らなければならない。

番組のダイジェストはこちらからNHKアーカイブス

ドラマ「極北ラプソディ」はどこで見られる?

ドラマ「極北ラプソディ」は動画配信されていませんが、TSUTAYA DISCASのお試しサービスを使って無料でレンタルすることができます。

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  • チーム・バチスタ第2弾 ナイチンゲールの沈黙
  • コード・ブルードクターヘリ緊急救命スペシャル
  • コード・ブルーもう一つの日常
  • コード・ブルーSeason1~Season3
  • 白い巨塔(田宮二郎主演)
  • 白い巨塔(韓国版)
  • 白い影(中居正広主演)  など

「医療ドラマまにあ」としての感想

最近良く耳にするのが「救急車がタクシー代わりになっている」こと。

この作品の中でも世良が、救急車出動一回あたり45,000円の経費がかかることを訴えていますが、問題は、経費ばかりでなく本当に助けたい命が助けられないことです。

百歩譲って自分の症状が救急車を呼ぶレベルかどうかわからない人も多いとは思いますが、「自分の体に何か異常があれば病院へ行けばいい」という患者ばかりでは、医療現場は近い将来崩壊してしまう。

世良先生が言うように、日頃から自分の体と向き合い生活習慣や体調管理を徹底するなど「自分の命は自分で守る」患者を育てていかなければ、やがて訪れる超高齢者社会を乗り切ることは出来ない。

脳出血は血圧のコントロールが大事なのに、塩辛い漬物ばっかり食べていたり暑くても水分を取らない患者が「やれ誤診だ」「やれ救急車が遅い」と言っても説得力に欠ける。

過疎地こそ『患者を甘やかさない』『病院だけに頼らない』という世良先生の言葉が妙に心に残ります。

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