田中圭の医療ドラマと言えば「ナイトドクター」や「アンサングシンデレラ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、『ドラマSP事件救命医2~IMATの奇跡~』での警視庁SP役もかっこいい!
このドラマはフィクションですが、ドラマの題材は2012年9月1日に警視庁からの要請を受けて、日本医科大学付属病院救命救急センターの医師たちにより結成された、24時間態勢の事件現場医療派遣チーム、通称「IMAT(Incident Medical Assistance Team)」をテーマにしたものです。
たとえ犯人でも命を救うのが義務である「IMAT」と、場合によっては犯人の命を奪ってでも危険を阻止しなければならない特殊捜査班「SIT」。
いわば相反する同士が繰り広げる医療ドラマと刑事ドラマ、サスペンス、アクションが一度に楽しめる超大作です。
見始まったら次の展開が気になって最後までやめられませんよ!
ドラマSP事件救命医2~IMATの奇跡~
基本情報
放送日 | 2014年6月15日 21:00 – 23:10 |
脚本 | 林宏司 |
演出 | 根本和政 |
プロデューサー | 井上千尋(テレビ朝日) 遠田孝一(MMJ) 八巻薫(MMJ) |
助監督 | 柿田裕左 |
音楽 | 得田真裕 |
医療監修 | 横田裕行、布施明、金史英、横堀将司 (日本医科大学付属病院 高度救命救急センター) |
IMAT 医療指導 | 五十嵐豊、井上泰豪、小原良規、白銀一貴、 松本典子、山口昌紘、吉田良太朗 (日本医科大学付属病院 高度救命救急センター) |
医事指導 | 金史英、五十嵐豊、水柿明日美 (日本医科大学付属病院 高度救命救急センター) 竹ノ下尚子(日本医科大学武蔵小杉病院 救命救急センター) 山岸絵美(日本医科大学多摩永山病院 女性診療科・産科) 山崎元成、岩村弘志(川崎幸病院) |
看護指導 | 石田喜代美 |
医療取材協力 | 加藤倫子 (順天堂大学医学部附属順天堂医院ハートセンター) |
医療美術 | 井口浩 |
ロケ地
港東医科大学病院のロケ地は静岡県の「榛原総合病院」です。
この病院は下記のロケにも使われています。
- 緊急取調室2
- 金田一少年の事件簿
- 13歳のハローワーク
- 37.5℃の涙
- 監察医 朝顔
キャスト
役名 | キャスト | 役柄 |
---|---|---|
日向 晶 | 玉木宏 | 港東医科大学病院救命救急センターの救命医 |
美山 ゆかり | 貫地谷しほり | 港東医科大学病院救命救急センターの救命医 |
大蔵 幾多郎 | 伊武雅刀 | 港東医科大学病院救命救急センターのセンター長 |
影浦 琢磨 | 田中圭 | 警視庁警備部SP 元SIT隊員 |
荒井 健三 | 高橋克典 | SIT隊長 管理官 |
紗弓 真理 | 水野美紀 | 科学捜査研究所 心理分析官 |
西郡 彩香 | 森口瑤子 | 港東医科大学病院 心臓外科医 心不全治療のエキスパート |
福沢 栄吉 | 清水章吾 | 元警察庁長官 現厚生労働副大臣 |
橘 亜紀 | 杉咲花 | 拡張型心筋症の患者 港東医科大学病院で心臓移植を待っている |
橘 克己 | 山崎一 | 亜紀の父親 |
車田 信也 | SITの交渉人 | |
戸倉 | 大東駿介 | バスジャック犯のリーダー |
遠藤 | 長田成哉 | バスジャック犯 |
河野 | 磯村勇斗 | バスジャック犯 |
岩下 | 増田修一朗 | バスジャック犯 |
横田 | 陰山泰 | 福沢栄吉の秘書 |
あらすじ
港東医科大学病院の救命医である日向晶(玉木宏)にはもう一つの顔がある。人質立てこもり事件などが起こったときに警視庁からの要請で出動する「IMAT」のメンバーだ。
方や影浦琢磨(田中圭)は警視庁警備部のSP。元「SIT」の隊員だったが北新銀行の立てこもり事件の責任を取らされて異動になっていた。
二人とも26年前に起きた爆弾事件で父親を失うという出来事がきっかけで、日向は「人を救いたい」という思いから医師に、影浦は犯人への憎悪から警察官になったのだ。
日向は「拡張型心筋症」の亜紀(杉咲花)に心臓のドナーが見つかりホッとしていた矢先、都内でバスジャック事件が起きるが、その車内には偶然、厚生労働副大臣の福沢(清水章吾)と拓磨(田中圭)が乗り合わせていたのだ。
犯人の要求は「16時までノンストップで走り続けること」。犯人グループは誰かから逐一指示を受けているようだった。
その頃、何もしらない日向たちは亜紀の移植手術を開始していた。ドナー心臓が到着しいよいよ亜紀の体に埋め込もうとしたその瞬間心臓が爆発、粉々になってしまったのだ。
このままでは亜紀は死を待つばかり。タイムリミットは16時。それまでに心臓が用意できるのか?
そんな矢先、IMATにバスジャック事件への出動要請がかかる。日向は亜紀を西郡先生(森口瑤子)に託しバスジャック事件の救助に向かう。
車内で再会する二人。この時はまだ、心臓が爆発したこととハイジャック事件が関係あるなど知る由もなかった。それどころか二人の父親が犠牲になった事件と繋がっていく。
犯人の目的は?指示している黒幕は誰?亜紀の命は助かるのか・・・
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感想
2時間あまりずっと目が離せなかった。すんごくドキドキしました。
心臓が爆発するってあり得ないけど、亜紀の体からはもう心臓を摘出してしまってるし、そっちのほうが心配で心配で…。
この作品の素晴らしさは何といってもエンディング。絶対誰も考えつかないと思う。
このバスの最終目的地が港東医科大学病院であることが暴露されたあたりから黒幕が絞られてくるのですが、その犯人の目的を知ったときには泣けました。
なぜなら、その人が決して「わるいやつ」ではなかったから。
この脚本は「医龍」「コード・ブルー」「ハゲタカ」など医療ドラマや刑事ドラマで定評のある林宏司さんですが、医療ドラマ&刑事ドラマの面白さ+涙のクライマックスと、すばらしい脚本です。
見たことないな~という方、絶対面白いドラマですよ!