唐沢寿明12年ぶりの医師役「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」に迫る

がん消滅の罠 ドラマ
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唐沢寿明主演の医療ドラマといえば誰がなんと言おうと「白い巨塔」ですが、それに負けず劣らず素晴らしいのが、ドラマ「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」。

この作品は「医療ドラマ×本格的ミステリー」として一度見始まったら途中で目が離せません。

要所要所で医療用語のテロップが流れるのもめずらしく、ミステリーながらも医療ドラマであることをしっかり主張している作品です。

たまに「財前先生」の表情がチラ見えするのも面白いですよ!

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「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」

がん消滅の罠
引用:Paravi

基本情報

放送2018年4月2日(月)20:00~ TBS
原作岩木一麻「がん消滅の罠〜完全寛解の謎」( 宝島社 )
脚本吉本昌弘 船橋 勧
プロデューサー倉貫健二郎  塩村香里
受賞歴第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞
医療監修山本昌督
撮影協力栃木県立がんセンター 他
\ 第15回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 /

キャスト

がん消滅の罠
役名キャスト役柄
夏目典明なつめのりあき唐沢寿明日本がんセンター研究所呼吸器内科医師
羽島悠馬はしまゆうま渡部篤郎日本がんセンター研究所研究員
夏目とは高校・大学の親友
森川雄一もりかわゆういち及川光博第一中央生命株式会社調査部課長。夏目のよき理解者
夏目紗季なつめさき麻生久美子夏目の妻。フリーのライター
水島瑠璃子みずしまるりこ渡辺麻友第一中央生命株式会社調査員。 森川の部下
小暮麻里こぐれまり柴本 幸肺線がんステージ4の患者。シングルマザーで娘も耳に障害がある
西寺直樹にしでらなおき手塚とおる夏目の大学の時の同期。密かにがん細胞の研究をしている
柳沢昌志やなぎさわまさし加藤虎ノ介厚生労働省の役人
榊原一成さかきばらかずなり吉田鋼太郎反社会的勢力の親玉。肺線がんを患っている
宇垣玲奈うがきれなりょう湾岸医療センター呼吸器外科医師
西條征士郎さいじょうせいしろう北大路欣也湾岸医療センター理事長。娘をがんで亡くしている

あらすじ

がん消滅の罠

夏目典明(唐沢寿明)は、日本がんセンターの呼吸器内科医。真面目で誠実な性格で患者のウケも良い。

反面、高校時代からの友人である研究医・羽島悠馬(渡部篤郎)はちょっと変わり者だが、彼の豊富な知識には尊敬の念を抱いており何かと頼りにしている。

そんな中、夏目の患者である小暮麻里(柴本幸)は、肺腺がんで余命半年と診断され生命保険のリビングニーズ特約も受け取っていたにも関わらず、半年後にがん細胞が消滅するという不可解な出来事がおきた。

いわゆる「完全寛解」というものだが、どう考えてもありえない。

保険金をすでに支払った生命保険会社の調査部に勤める森川雄一(及川光博)と部下・水島瑠璃子(渡辺麻友)も不審に思い、ひょっとして保険金詐欺ではないかと夏目に疑惑の目を向けたのだ。

また寄りによってもう一人、小暮麻里と全く同じ経緯で完全寛解した患者が現れたのだ。

二度も奇跡が起きるとは考えにくく、保険会社だけでなく警察までもが動き出し、夏目はがんセンターから謹慎を言い渡されてしまった。

事の真相を解明すべく、厚生労働省の役人でがん患者でもある柳沢昌志(加藤虎ノ介)に近づくも、夏目に会う前に何者かに殺されてしまう。

ついに殺人容疑までかけられてしまった夏目は、羽嶋(渡部篤郎)の協力を得ながら無実を証明しようとするうちに、ある病院にたどりつく。

その病院はフリーライターをしている夏目の妻・紗季(麻生久美子)が追いかけている「湾岸医療センター」だった。

その病院にはミステリアスな雰囲気を漂わせる女医宇垣麗奈(りょう)と、夏目の尊敬する恩師・西條征士郎(北大路欣也)がいた。

この二人ががん消滅の謎を解くカギであることは間違いなかったが、そんな矢先、妊娠している妻・紗季(麻生久美子)が肺腺がんステージ3であることが判明。

夏目は湾岸医療センターに乗り込むのだが・・・

完全寛解とは

治療の結果、がんによる症状や検査での異常が見られなくなり、正常な機能が回復した状態のこと。ただし、その後にがん細胞が増えたり転移したりする可能性もあるため「完治」ではない。

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最後に/みどころ

がん完全寛解の謎
病院ロケ地「栃木県立がんセンター」

唐沢寿明は白い巨塔から12年振りの医者役ですが、すっかり白衣が板についていました。

今回は大病院の偉そうな医者ではなく、「患者と向き合う誠実で真面目な医師」という雰囲気を見事にかもし出していますが、涙ぐむシーンなどは、財前教授が思わず「無念だ…」と言ったときの表情そのもの!

もう一人このドラマを盛り上げたのが生命保険会社の課長である森川雄一(及川光博)。立ち位置的には、半沢直樹のときに陰から半沢をささえた時と同じポジションで、テンポ良く夏目をかばう姿にスカッとしました。

ステージ4のがんがきれいに消えてしまう…というテーマ自体、素人でも相当興味があり、見始まったら片時も目を離せませんでしたよ。

ラストシーンはおそらく誰も予想しなかったであろう展開で、第15回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞をとったのもこのラストシーンが決め手ではないかと思うほどです。

白い巨塔とは違う唐沢寿明の医者役、見て損のないドラマですよ!

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※2022.8月現在

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