医療ドラマが3度のご飯より好きな私。眼科をテーマにした医療ドラマは無いかな?と探してたどり着いたのがNHK土曜ドラマ「ベトナムのひかり」。
このドラマはベトナムで白内障などの手術を無償で行ってきた眼科医「服部匡志」さんをモデルにした実話です。
実はこのドラマに、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のミンさん役「フォンチー」も出演しているんですよ。
今回は、「ベトナムのひかり」のモデルとなった服部匡志医師について、またドラマのあらすじやキャストなどをまとめてみました。服部先生のプロフィールを知ってドラマを見ると、物語を深く味わうことができますよ。
貴重な「眼科医」のドラマ。是非ご覧ください!
モデルになった眼科医・服部匡志医師とは
服部先生は、月の半分はベトナム、半分は日本という生活を続け、ドラマが放映された2019年時点で、15,000人のベトナム人を失明から救ったと言われています。
2022.8月にはその功績が認められ、アジアの平和や発展に尽くした個人や団体をたたえる「アジアのノーベル賞」とも呼ばれる「マグサイサイ賞」に選ばれています。
NHK土曜ドラマ「ベトナムのひかり」
基本情報
放送日 | 2019年1月12日 |
脚本 | 後藤法子 『神様のカルテ』 『ブラックジャックによろしく』 |
音楽 | 横山克 |
演出 | 本木一博 |
医療監修 | 木下茂 |
眼科医事指導 | 藤本雅彦 松村永和 柴 琢也 |
ベトナム医療監修 | ファン・ミン・チュン |
制作 | NHK |
キャスト
役名 | キャスト | 役柄 |
---|---|---|
羽鳥 志郎 | 濱田岳 | 日本の眼科医。網膜硝子体の専門医 |
羽鳥 結衣 | 国仲涼子 | 志郎の妻。自宅でピアノ教室を開いている |
羽鳥 和子 | キムラ緑子 | 志郎の母。ベトナムで医療活動を行うという志郎にあきれつつも影から応援している |
サン医師 | ビン・アン | ベトナムの眼科医。腕も良く英語も堪能。最初こそ志郎に反発していたが、志郎の後ろ姿を見ながら医師として成長していく |
グェン院長 | レ・クォン | ベトナムの眼科病院の院長。ベトナムの惨状を憂い、志郎に助けを求めた |
ティエン看護師 | レ・チ・ナ | ベトナムの看護師。日本語が話せるのでベトナムの文化になじめない志郎をサポートする |
看護師 | フォンチー | ベトナムの看護師。素直で真面目な性格 |
森上 巧 | 本田博太郎 | 京都総合医科大学医学部教授 |
羽鳥 慈夫 | 生瀬勝久 | 志郎の父。市役所に勤めよく働き、志郎が中学生のとき胃がんで亡くなる |
ハイ | ティエン・ゴー | 増殖硝子体網膜症を患った少年 |
ミン | ラム・クィン | 白内障で失明寸前の少女 |
羽鳥 慈夫 (回想シーン) | 生瀬勝久 | 志郎の父。市役所に勤めていたが志郎が中学生のとき胃がんで逝去 |
あらすじ
眼科医の羽鳥志郎(濱田岳)は、ある学会でベトナム人医師から「私たちを助けて欲しい」と懇願される。
その熱意に打たれた志郎は、ボランティアとして3ヶ月だけベトナムに行くことを決意するも妻・結衣(国仲涼子)は猛反対。あきれる結衣に「帰国したらマイホームを買おう」と説得する。
意を決してベトナムの病院に赴任した志郎だったが、そこには治療費が払えずまともな治療を受けられない患者で溢れ返っていた。
おまけに文化の違いで同僚のサン医師(ビン・アン)とことごとく対立。食べ物も口に合わず体調を壊すこともしばしばだった。
そんなある日、失明寸前でサン医師が手術をしたが良くならない少年ハイ(ティエン・ゴー)が、志郎の噂を聞きつけてやってくる。片目はすでに失明しているが、もう片方は手術すれば間に合うかもしれない。
志郎は少年ハイを救うために自腹を切って内視鏡を購入。そのおかげで少年はひかりを取り戻すことができた。
あっという間の3ヶ月は終わり、志郎は後ろ髪を惹かれながら帰国したが・・・。
NHK土曜ドラマ「ベトナムのひかり」はどこで見られる?
NHK土曜ドラマ「ベトナムのひかり」は、U-NEXTの31日間無料トライアルを利用すれば無料で見ることが出来ます。
「ベトナムのひかり」を見る方法
- 下記からU-NEXTの無料トライアルに申し込む
- 1000ポイント付与されるので「ベトナムのひかり」を検索し「まるごと見放題パック」もしくは単品を選ぶ
「医療ドラマまにあ」としての感想
外科や救命の医療ドラマが圧倒的に多い中で、この作品はあらためて私に衝撃を与えてくれました。なぜなら「光りを取り戻すことは、その人の未来を取り戻すこと」だから。
幸い、これまで失明の危機を感じたことはないけれど、目が見えない世界を誰が想像するでしょうか。生きる希望さえ失ってしまうと言っても過言ではないでしょう。
反面、目が見えるようになる、また白内障の手術後のようにはっきり見えるようになるなら、新しい人生の門出のように思えるはずです。
服部先生も、
「自分が手術をすることによって光を取り戻してもらう、その患者さんの笑顔が僕にとっては最高のハピネスで、それはなかなかお金で買えるものじゃない。目が見えるということは、その人だけでなく家族全体が変わっていく…」
とおっしゃっているように、眼科医がある意味で命を救う職業であることを痛感したドラマでした。
(やっぱり医療ドラマ好きはやめられない)