映画「孤高のメス」新人医師役の「成宮寛貴」がもう一度見たい!

孤高のメス 映画

そもそも私がVOD(動画配信サービス)にハマったのは、この映画が見たかったから。

堤真一さん演じる天才移植医やリアルな手術シーン、またなつかしい新人医師役の成宮寛貴さんなど、「何度でも見たい!」と思う映画なんです。

今回は、第34回日本アカデミー賞優秀作品賞にも選ばれている映画「孤高のメス」のキャストやあらすじ、配信されている動画サービスなどを一挙にまとめてみました。

この映画は日本の移植医療をテーマにした貴重な作品の一つです。動画配信サービスのお試しサービスを活用して是非ご覧ください!

映画「孤高のメス」

引用:U-NEXT

基本情報

公開日2010年6月5日 全国一斉公開 東映
原作大鐘稔彦(『孤高のメス』幻冬舎文庫)
監督成島 出
脚本加藤正人
受賞歴第34回 日本アカデミー賞(2011年)
ロケ地北茨城市立総合病院(現:北茨城市民病院)他
特別医療協力順天堂大学医学部肝胆膵外科
医療監修川崎誠治(順天堂大学医学部肝胆膵外科)
医療協力日本赤十字社医療センター
東京労災病院
俊和会寺田病院
北海道大学第一外科

主題歌

馬場俊英(ワーナーミュージックジャパン)「待ち合わせ」

キャスト

役名キャスト役柄
当麻 鉄彦堤真一さざなみ市民病院外科医
肝臓移植のエキスパート
好きな音楽は「都はるみ」
中村 浪子夏川結衣さざなみ市民病院看護師
当麻にあこがれ以上の気持ちを抱いている
中村 弘平成宮寛貴浪子の息子。新人医師
亡き母と同じ医療の道を志している
野本生瀬勝久さざなみ市民病院第一外科部長
京葉医大から派遣されている見栄っぱりで腕の悪い医師
青木 隆三吉沢悠さざなみ市民病院若手医師
当麻にあこがれを抱きながら成長していく
島田 光治平田満さざなみ市民病院院長
最終的に「生体肝移植」を後押しする
実川 剛松重豊外科医
当麻がアメリカの病院に勤務していたときの同僚医師。
移植チームの助手として活躍
武井 静余貴美子浪子の友人。音楽教師
武井 誠太賀静の息子。交通事故で脳死となる
大川 松男柄本明市長。末期の肝硬変。
助かる道は肝臓移植しかない
大川 翔子中越典子市長の娘。親思いでやさしい性格

あらすじ

ピッツバーク帰りの天才外科医あらわる

新人医師の中村弘平(成宮寛貴)が、亡くなった母(夏川結衣)の遺品から日記を見つけた。

そこに書かれていたのは、毎日看護師という仕事に矛盾を感じて葛藤している母の「泣き言」だったが、あるページに、「先生のオペには気負いも衒(てら)いもない。正確で緻密な作業をコツコツ積み上げていく」とあった。

日記の日付は約20年前の1989年。当時の浪子(夏川結衣)はシングルマザーとして地元のさざなみ市民病院で働いていたが、その病院には手術ひとつ満足にできる医師はおらず、看護師としてのやりがいを失っていた。

そこに現れたのが、アメリカの移植医療の名門ピッツバーク大学からやってきた当麻(堤真一)だった。

当麻が着任するや否や下腹部の激痛を訴える患者が搬送される。おそらく盲腸だろうと開腹したところ、実は腹部破裂で大量出血していた。

事務長はいつもどおり「京葉医大へ送ろう」と指示するも、猶予がないと判断した当麻は自らメスを握る。

その手さばきたるや、病院内の誰も見たことのない鮮やかさで無事に手術は終了。

第一外科部長・野本(生瀬勝久)だけは面白く思わなかったが、患者と真っ直ぐに向き合う当麻の姿勢は病院内に一気に広がり、浪子は徐々に仕事への熱意を取り戻していくのだった。

助かる方法は「肝移植」のみ

そんな中、病院の改革に日夜奮闘していた大川市長(柄本明)が会議の演説中に吐血して救急搬送された。病名は末期の肝硬変。

助かる方法は「肝移植」しかない。

時を同じくして、浪子の友人で音楽教師の武井静(余貴美子)の息子・誠(太賀)が交通事故で搬送されてくるが意識はもどらず「脳死」と判定される。

誠の母(余貴美子)は、息子の誠がボランティア活動に熱心だったことから、「息子の臓器を使ってください」と申し出る。

彼女の想いに打たれた当麻は、日本では例のない脳死肝移植を決断するのだった…。

成功する確立は50%に過ぎないが、しなければ確実に命はない。

当時の日本は、まだまだ移植医療に否定的で、手術の成否に関わらず倫理面でマスコミのバッシングを受けることは目に見えていたが、当麻の決心は揺るがなかった。

脳死とは、脳幹を含む脳全体の機能が失われた状態です。回復する可能性はなく元に戻ることはありません。

植物状態は、脳幹の機能が残っていて、自ら呼吸できることが多く回復する可能性もあります。脳死と植物状態は全く違うものです。

引用:日本臓器移植ネットワーク

最高のクライマックス

半日を費やした大手術は成功し、市長は青年の肝臓によって生命を救われた。

密かに当麻の追放を狙っていた野本(生瀬勝久)は、過去の医療ミスが明るみに出て病院から追い出されることになるが、当麻も浪子に「あなたは最高のナースでした」という言葉を残し自ら病院を去るのだった。

この20年後に浪子の息子・弘平(成宮寛貴)は医師となり、ある病院に赴任するために院長室で待っていた彼は、院長の机にある一枚の写真を見つける。

その写真に写っていたのは「さざなみ病院」での若かりし頃のナース姿の母だった。

そしてその横には、なぜか「都はるみ」のカセットがあった・・・

日本の移植医療

日本は、1968年に札幌医科大学で行われた通称「和田移植」の影響で、欧米に比べ何十年も移植医療の発展が遅れたといわれています。

今でこそ脳死=死という認知がされていますが、当時は、死=心臓死と考えられていたため、まだ生きている(脳死)の人間から臓器を取り出すことに否定的な見方が多かったのです。

そこで苦肉の策として考えられたのが「生体肝移植」ですが、そもそも健康な人間の臓器を切り取るわけですからリスクも大きく「生体肝移植」をやっているのは日本くらいなんだとか。

「生体肝移植」は1989年に島根医科大学で初めて行われたのを皮切りに他の大学病院でも行われていますが、往々にして予後が悪く、多くの医師が一日も早い脳死肝移植を望んでいたはずです。

1997年に満を持して臓器移植法が成立。1999年2月に日本初の脳死移植が行われましたが、その肝臓摘出チームを率いたのが、当麻先生と同じピッツバーグ帰りの「藤堂 省」先生(当時北海道大学第一外科)です。

しかし、ようやく一例目の脳死移植が行われたものの、その後の脳死移植は欧米に比べて大幅に遅れているのが現状です。

なぜなら、「脳死が人の死」と頭ではわかっていても、まだ心臓は動いていて(機械が動かしている)体も暖かく、眠っているだけのように見える人の呼吸を止めて臓器を取り出すという行為が、日本人には受け入れがたいのでしょう。

また、臓器提供の施設が限定されていることもドナー不足の要因の一つと言われています。

▼ 世界の臓器提供数(100万人当たりのドナー数)
医療ドラマまにあ
引用:日本臓器移植ネットワーク

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「医療ドラマまにあ」としての感想

私の中での堤真一さんは、私の中では白衣が似合う俳優さんナンバーワンです。かっこよくて真面目で頭もいいけど、おちゃめな一面もある。

こんなドクターなら、どこの病院でも名物ドクターになること間違いなしだよな、なんて。

また、私がこの映画の好きなところは「色恋沙汰」がないこと。

看護婦の浪子(夏川結衣)や市長の娘・翔子(中越典子)は当麻先生(堤真一)に想いを寄せているものの、あくまでもプラトニックで、それよりも臓器移植という重いテーマやリアルな手術シーンを大事に作られていることです。

堤真一さんの演技もさることながら、今となってはなつかしい成宮寛貴さんの演技も素晴らしく、出番は少なかったけど主役といっても良いほどの存在感でした。

彼が大学病院ではなくて小さな片田舎の病院に勤務を希望したのも、おそらく母の日記にあった

先生のオペには気負いも衒(てら)いもない。正確で緻密な作業をコツコツ積み上げていく

という医師を目指したからだと思えてなりません。

彼の勇姿がもう一度見たいですね!

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