まっすーこと増田貴久出演の医療ドラマと言えば「レジデント〜5人の研修医」
「ジャニーズの人気者たちは医者役が多い」と思うのは私だけでしょうか。
まっすーもあの可愛らしい顔立ちでドラマの中でも「おぼっちゃま」役ですが、いろいろな経験を経て一人前の医者になっていく姿は、彼自身が大人になっていく過程とリンクして見ごたえがあります。
このドラマ、実は以外なゲストも登場していて、第二話では、金髪でチャラい役の「鈴木亮平」さんも登場。主役は仲里依紗さんなので、「TOKYO MER」を思い出したりして。
若き5人の研修医のドタバタぶりをどうぞご覧ください。
木曜ドラマ9「レジデント〜5人の研修医」
放送期間 | 2012年10月18日~12月20日 |
脚本 | 永田優子 |
演出 | 高成麻畝子、吉田秋生、渋谷未来 |
音楽 | 菅野祐悟 |
エンディング曲 | flumpool「Answer」 |
医療監修・ロケ地
医療監修 | 山口芳裕(杏林大学高度救命救急センター) |
医療指導 | 冨名腰文人、山本昌督、山脇由貴子 |
医療協力 | 堀エリカ(医療コーディネータージャパン) 水谷徹(昭和大学医学部脳神経外科学教室) 宮永和夫(ゆきぐに大和病院) |
病院ロケ地 | 昭島病院 東京臨海病院 東京西徳洲会病院 新百合ヶ丘総合病院 |
ロケ地 | EIWA SPORTS GYM 象の鼻パーク 万国橋 新江ノ島水族館 臨港パーク 他 |
キャスト
青林大学医学部付属病院 救命救急センター研修医
◆美山 しずく (24)/仲 里依紗
さばさばした負けず嫌いな性格。父親は地方で小さな医院を経営しているが、父親に褒められた記憶はない。趣味はキックボクシング。アルコールが強く、1度飲み始めると止まらないため、外では飲まない主義。
◆矢沢 圭 (24) /林 遣都
一見、冷たい印象だが外科医としての腕は確か。男にだらしなくアルコール依存症の母親に捨てられて児童養護施設で育ったため、裕福な家庭で育った真中(増田貴久)にことごとく反論する。
◆真中 潤一 (24)/増田貴久(NEWS)
父親は真中形成外科病院を経営している、いわゆる「おぼっちゃま」。誰に対しても優しく人当たりが良い性格のため、看護師の雑用などを手伝わされている。お酒に弱い。
◆小岩井 陽菜子 (24) / 大政絢
東京大学医学部の才女で自分の頭の良さに自信がある。
また、当直の日にはシャワーを浴びたり、事前に自分にあった化粧水を置いておくなど、相手にどれだけ自分が美しく見えるかにこだわっている。気が強いがふと女性らしい一面も。
◆新城 紗知 (24) / 石橋杏奈
冷静で仕事ぶりも優秀。子どもの頃に、幼なじみで初恋の相手だった人を海で亡くし、そのトラウマをずっと引きずっている。
青林大学医学部付属病院 救命救急センター指導医
◆宮島 一樹 (35) / 小澤征悦
担当:美山しずく
研修医は誰を選んでも同じだから適当に割り当ててくれればいいというが、なぜかしずくに興味を示す。自身の幼い息子とその友達が事故に巻き込まれ、2人とも失ったという苦い過去を持っている。
◆田淵 育男 (45) / 古田新太
担当:矢沢 圭・新城紗知
医師としては熟練しているが、ルックスが可愛い研修医を選んで本気で恋愛しようとしている。ムードメーカーで、同僚や研修医を愛称で呼んでいる。
◆香澄 弥生 (39) / 須藤理彩
担当:真中潤一・小岩井陽菜子
「研修医は医者ではない」と言い切る。白黒はっきりした性格で周りの男性を一瞬で黙らせる強さがある。夫はバーを経営しておりずっと不妊治療を続けてきたが、不妊治療をやめた途端に妊娠が発覚する。
あらすじ
第1話 研修医は医者にあらず! 失敗出来ない研修が救命救急で今夜始まる
青林大学付属病院の救命救急センターに、研修医1年目の美山しずく(仲里依紗)、矢沢圭(林遣都)、真中潤一(増田貴久)、小岩井陽菜子(大政絢)、新城紗知(石橋杏奈)が配属される。
宮島一樹(小澤征悦)、田淵育男(古田新太)、香澄弥生(須藤理彩)ら指導医は、「研修医1年目は医者ではない」と冷たい。
初日からいきなり当直に当たってしまったしずく。そこへ自殺未遂の常連・夏希(山下リオ)が運び込まれてくるが暴れて手が付けられない。さらに次々と患者が運び込まれてきて・・・。
しずくのキックボクシング姿がかっこいい!男勝りな役どころは、この頃の仲里依紗さんにぴったり。
第2話 救命救急に配属されて早々、めまぐるしい研修生活が始まった
しずく(仲里依紗)と宮島(小澤征悦)は、腹痛を訴えてやって来た若い女性患者・キヨミ(水崎綾女)を診察していた。
キヨミに付き添って来たのは恋人のケンジ(鈴木亮平)。ケンジはキヨミが食あたりでも起こしたのではと心配するが、実はキヨミは妊娠しており、すでに腹痛が始まっていたのだ。
ところが二人の様子から、どうやらキヨミのお腹の子はケンジの子ではないらしい。
鈴木亮平さんの金髪。当時はこんな役が多かったんですね。
第3話 選択する勇気!
自宅の階段から落ちたという老女・川上フミ(宮内順子)が搬送され、宮島(小澤征悦)としずくが処置を行っていた。
そこへ、フミの息子である哲治(小野武彦)と、妻の順子(木内みどり)が現れるが、二人はしずくの目の前で言い争いを始めたあげく、ついには離婚話に発展する。
順子に話を聞くと、最近、哲治の様子が別人の様に変わってしまったという。その話を聞いて、しずくはある疑問を抱く。
高齢化が進み、ボケや認知症は他人事ではない。医師は患者の病気を治すだけではなく、患者の環境や家族にも配慮が求められることを知る研修医たち。
第4話 告白する勇気!
最近、高村志津(加賀まりこ)という患者が頻繁に病院を訪れて、矢沢(林遣都)が診察にあたっていたが、どこにも異常はない。志津はどうやら、矢沢に会いたい一心で仮病を使っている可能性が高いという。
さすがの矢沢も我慢ができず、「冷やかしで来るのは止めてほしい」と一旦は帰らせたものの、実は病院の外で矢沢を待ち続けていたため、具合が悪くなり救急救命に運び込まれてしまう。
矢沢は再度志津をたしなめるが、そんな矢沢に志津は「一つだけお願いを聞いて欲しい」と言うのだが・・・。
矢沢はクールなのに患者になぜかモテる。最初は患者さんに冷たい態度しかとれなかった矢沢が医師として成長していく。
第5話 奇跡の逆転勝利
指導医の田淵(古田新太)は、余命3ヶ月と宣告された旧友・田村(津田寛治)が息子(土師野隆之介)の野球の試合を観に行きたいという望みを叶えようと、無理くり外出許可を取り付けた。
医師と患者いう立場ではなく、友人として田村のために尽力する田淵の姿を見た矢沢(林遣都)は、田淵の行為を批判。
しかし、そんな矢沢に田淵は言い返すこともせず、逆に自分と一緒に田村の外出に同行するように命じるのだった。その様子をみていた紗知(石橋杏奈)も一緒に行くことに・・・。
治る見込みのない患者に医師として何ができるのか。矢沢と紗知の距離がググっと縮まっていく。
第6話 最後の恋・最後の手術
しずく(仲里依紗)が通っているキックボクシングジムを訪れた真中(増田貴久)と陽菜子(大政絢)。
陽菜子は、そこで出会ったトレーナーの雄太(宮尾俊太郎)に自分の態度を批難され憤慨するが、後日公園で再会したことをきっかけに、徐々に雄太に惹かれていく。
ある日、病院で雄太を見つけた陽菜子は、雄太が「脳幹部神経膠腫(のうかんぶしんけいこうしゅ)」という難病を患っており余命わずかなことを知ってしまう。
普段、強がりばかり言って浮いている陽菜子の淡い恋。彼の最後を一人の女として、そして医師として看取る覚悟を決める。
第7話 家族だから…二人で作る明日
矢沢(林遣都)と紗知(石橋杏奈)は、腹痛を訴えて来院した少年・大輝(君野夢真)の診察を命じられるが、大輝の腕や背中に痣があるのを発見してしまう。
母親の亜紀は「虐待なんかしていない」と激怒。とりあえず大輝を一晩入院させ、亜希には夫と一緒に迎えに来るよう促す。
翌日、亜希は夫と一緒にやって来るが、大輝の父親は矢沢の幼馴染のリュウジ(菅田将暉)だった。
菅田将暉が19才ぐらいの頃。パパ役が初々しい!
第8話 幸せになる覚悟
矢沢(林遣都)のもとに、何年も音信不通だった実の母親である久美(高岡早紀)が現れる。
息子が医者になったことを聞きつけ、会いに来たのだというが、久美に育児放棄されて児童施設で育った矢沢は、久美のことを許せないでいた。
久美は、紗知(石橋杏奈)に頼んで「会いたい」と書かれたメモを矢沢に渡してほしいと頼む。
高岡早紀が矢沢の母親役?時代を感じますね~。矢沢が母親を許せないでいる反面、愛情に飢えて育った悲しみも垣間見られ、ちょっと切ない。
第9話 決断の日
ある日、救命センターに高熱と上肢の激しい痛みを訴える急患が搬送されて来るが、その患者はしずく(仲里依紗)の双子の弟・皆人(千葉雄大)。
皆人の右腕は、感染症に冒され広範囲にわたり壊死を起こしているため、放っておけば命の危険もあった。
しずくは宮島(小澤征悦)とともに緊急手術に立ち会うが、右腕の壊死は想像以上に酷く、命を助けるには右腕を切断するしか方法はないという。
美大に入り直して絵画を勉強したいという夢がある皆人の腕を切断することは、生きる気力さえ失ってしまうのではないかと迷うしずく・・・。
まっすーも可愛いけど、皆人役の千葉雄大も童顔でめんこい。しずくが医師として、弟の腕を切断する帰路に立たされる。ドラマ最大の見どころ。
最終話 旅立ちの時私達は医者だ!
久美(高岡早紀)が現れたことで情緒不安定になった矢沢(林遣都)は、大量のアルコールを摂取して自宅で意識を失ってしまう。
様子を見にきた紗知(石橋杏奈)に発見された矢沢は、駆けつけた真中(増田貴久)、陽菜子(大政絢)によって真中の実家の病院へ搬送され、三人の手によって救命処置を受ける。
そんな矢先、救命センターに病院の近隣にある地下鉄で、脱線衝突事故が発生。しずくたち研修医は、宮島(小澤征悦)らと共に救命活動を行うため事故現場へ出動する。
このドラマで初めての「災害医療」のシーン。5人の研修医たちが持てるすべての技術を発揮して災害現場に挑む。
「レジデント〜5人の研修医」はどこで見られる?
「レジデント〜5人の研修医」を視聴する方法は3つ。
◆U-NEXTで見る
2023.6月現在、配信されているのは U-NEXT のみです。(Paraviに加入中の方はそのまま視聴可能)
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医療ドラマまにあとしての感想
研修医をテーマにした医療ドラマは数知れず。最近では「祈りのカルテ」で、6人の研修医たちが一人前の医師として成長する様子を描いていましたね。
ちなみにちょっとここで豆知識。
初期臨床研修医 (2年間) | 医学部を卒業し、医師国家試験に合格して医師免許を取得、大学病院や厚生労働大臣指定の臨床研修施設で研修を受けている医師のこと。 研修内容は各病院によって異なるものの、一般的に内科、外科、小児科、産婦人科などの科をローテーションする ※「レジデント〜5人の研修医」「祈りのカルテ」「ブラックジャックによろしく」「泣くな研修医」など |
後期臨床研修医 (3~4年間) | 2年間の初期研修を終えたあと、専門医取得を目指して各病院の専門研修プログラムで学ぶ3年目以降の医師のこと ※「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「ナイト・ドクター」など |
レジデント | 研修医のこと。初期臨床研修医をジュニアレジデント、後期臨床研修医をシニアレジデントと呼ぶ場合もある |
フェロー | 3年目以降の研修医に用いられる呼び名。特定の診療科を選択して、より専門性の高いスキルを習得するための研修を受ける |
医大に入ってから卒業するまで6年、国家試験に合格してから最低2年、もっと知識を身につけようとすればそれから3~4年。
一人前の医師になるのってすごいことですね。
私は普段、大学病院でボランティアをしており、実習生(医師になる前)や研修医の子たちを遠巻きに見ていますが、どうか挫折せず一人前の医師になってほしいと願うばかりです。